CAPEXとは
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CAPEXとは、不動産の価値や耐久性を維持・高める改修や修繕工事に投資される資本的支出です。CAPEXは、P/L(損益計算書)に資産として計上されるもので、減価償却における費用配分の側面からも重要な資産であり、不動産経営には欠かせない資産になります。類義語は、継続的に発生するランニングコストの「OPEX」です。
※CAPEXは、英語でCapital Expenditure、日本語で長期修繕更新費用と表記
ビルやマンションなどの不動産を長期間維持していくためには、建築費の6倍以上の経費が必要とされており、修繕やメンテナンス費用が占める割合が非常に高いのが特徴です。大規模な修繕費が発生した場合、P/L(損益計算書)は黒字になっていても、、多額のCAPEX費用が必要になると、会社の資金繰りが悪化してしまい倒産するケースもあるので、CAPEXははキャッシュ・フローを考える際にしっかりとした算定が必要です。
CAPEX = 当期の固定資産 ― ( 前期固定資産 + 減価償却費 )
キャペックスは、ビルやマンションの「大規模修繕費」や「長期修繕計画」に関わる費用を指すことが多く、住宅ローンやマンション経営でも利用される用語です。また、修繕・修理による効果が1年以上継続する改良で、耐久年数により減価償却される資本的支出を意味しています。
【主な法定耐用年数】
建築構造 |
年数 |
償却率 |
鉄筋、鉄骨鉄筋コンクリート造 |
47 |
0.022 |
レンガ、ブロック造 |
38 |
0.027 |
鉄骨造 骨格材 4mm以上 |
34 |
0.030 |
鉄骨造 骨格材 3mm以上、4mm以下 |
27 |
0.037 |
鉄骨造 骨格材 3mm以下 |
19 |
0.052 |
木造、合成樹脂 |
22 |
0.046 |
木造、モルタル |
20 |
0.050 |
※建築構造、法定耐用年数、償却率の順になっています
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