スキャルピングのテクニック手法


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スキャルピングで確実に利益が出せるようになりました。FX、先物取引、株式でスキャルピングが成功している理由はなんでしょうか?



スキャルピングと言えば、FX(外国為替)というイメージがありますが、FXに対するレバレッジ規制強化により、FXから先物取引に投資家(スキャルパー)が流れています。大阪証券取引所はアメリカのナスダック社の売買システムを採用したデリバティブ向けの新売買システム「J−GATE」のサービスをスタートさせています。従来の先物取引システムと比較して、注文の処理能力は20倍以上と言われており、機関投資家やヘッジファンドによる先物取引の売買が増加するでしょう。先物取引市場が活況になることによって、先物の値動きが激しくなりますし、注文の約定率も高くなり「スキャルピング」のチャンスが増えます。また、先物取引はお昼休みが廃止されますし、年内に夜間取引が延長される予定になっています。FXのレバレッジ規制が夏に再度行われるタイミングで、多くの「スキャルパー」が先物取引に参入してくるでしょう。先物取引の過去の値動きを分析したシステムトレードソフトやスキャルピングのシステムが開発されています。FXのスキャルピングテクニックで利益を出していたスキャルパーさんも、FXレバレッジ強化が実施されてから先物取引を始めていては間に合いません。先物のスキャルピング対策は早めにしましょう。



2013年のスキャルピングの収支は、2012年の利益を大幅に上回る利益を出すことに成功しています。スキャルピングは何回も繰り返すほど、儲ける技術が上達することが証明されています。ただ、毎月の利益が安定していないこともあり、更なる技術の向上が必要ですね。基本的な「スキャルピングの基礎」は変わらないのですが、相場の状況に対応させていくことが上達すれば完璧になります。デイトレーダーとして、株式の取引をスタートさせたのが2005年でした。当時はスキャルピングという言葉の意味も分からないレベルで、デイトレーダーとしても利益を出すことができませんでした。

当時を振り返れば、投資資金が100万円程度、信用取引で300万円が上限ですから、デイトレもスキャルピングもチャンスが無いのです。数回取引すると、信用取引の資金枠を使い果たしてしまうので、デイトレが出来なくなります。効率が悪い資金の運用によりチャンスを潰していたのですが、先物取引に出会ってからは、信用取引のように資金枠に困ることは無くなりました。差金決済なので、一日に何度でも売買できるので、この頃からデイトレーダーからスキャルパーになりました。先物取引でレバレッジを効かせて、短期間に数万円を稼ぎ出すのは、非常に楽しく、毎日スキャルピングをしていましたが、結局は投資資金を使い果たしてしまうことになりました。

スキャルピングで安定した利益を出せなかった最大の要因は、スキャルピングのルールが確立されていなかったことです。厳格な売買ルールに従って、システムトレードとスキャルピングを融合させるテクニックを持っていなかったのです。自分の裁量と、我流のテクニックによる手法で売買するというもので、システムトレードも理解できていませんでした。値動きに合わせて、ナンピンを繰り返すという適当な売買では投資資金を失うのは当然です。チャート理論に基づいたエントリーポジション・ロスカット、ナンピン戦略と徹底した資金管理が出来ていませんでした。なぜ、スキャルピングで大損したかを自己分析することによって、スキャルピングで安定した利益を稼ぎ出せるようになりました。













【格安のインターネット証券が可能にしたスキャルピング】

スキャルピングとは、皮を剥ぐスカルプなどが語源と言われていますが、株式や先物を買って即刻売却する1テイクや1pipsなどの利益を取りに行くという投資手法を言います。主にデイトレーダーが活用するスキャルピングテクニックですが、デイトレードを始めたばかりの株式投資初心者や主婦などがスキャルピングに挑戦して損失を出してしまうケースが多くあるようです。スキャルピングの情報商材や本、DVDやセミナー講座などを見ていると簡単に利益が出せるのがスキャルピングというような誤解を与えるようなものが多いと思います。私は、デイトレードの経験が誰よりも豊富です。もちろん、スキャルピングテクニックの良いところや悪いところが分かっています。スキャルピングのテクニック(手法)をFXスキャルパー流に解説したいと思います。スキャルピングの良い点と欠点を分かりやすく解説いたしまして、スキャルピングをどのように活用すれば良いのか参考にしてください。


FX(外国為替証拠金取引)などではスキャルピングを多用します。FXスキャルピングはスプレッドの少ないFX証券口座を開設して手数料無料の強みを最大限に活用するというスキャルピングテクニック手法です。FXにはスキャルピングテクニック手法が絶対に必要です。スキャルピングテクニック手法は株式投資よりは日経225先物やFX取引に向いています。株式投資には向かないスキャルピングテクニック手法、なぜFXや先物取引にむいているのでしょうか。これが理解できていない投資家はスキャルピングテクニック手法は使えていません。スキャルピングテクニック手法はインターネットでのFXや先物取引が安い手数料で個人投資家のスキャルパーにも解禁されたことのスキャルピングテクニック手法の恩恵を最大限に受けられる投資テクニックです。


パソコンの自動売買ソフトなどを利用して売買することも可能です。スキャルピングテクニック手法を利用して利益を積み重ねて行きましょう。スキャルピングで大儲けする秘密とは?スキャルピングで大儲けする投資家・スキャルピングで大損する投資家のタイプとは?スキャルピングのエントリーポジション、ロスカットポジションとは?スキャルピングテクニックの研究を何年間もチャートやテクニカル分析、証券会社のセミナーや情報商材などを参考にプロの領域まで高めて来ました。自動売買ソフトの利点とリスク、テクニカルチャートの活用方法、マーケットニュースの影響なども解説いたします。 









【スキャルピングで億万長者になれるのか?】


大成功した有名な投資家にスキャルピングのテクニック手法で成功したトレーダーは聞いたことがありません。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスなどの世界的な投資家を例に出すのは極端かもしれないのですが、株式投資などで成功して億万長者になるにはバイアンドホールド的な長期的な投資戦略が必要になってきます。ラリーウィリアムズなども植物を例にあげて、植物が大きく成長するには時間が必要だと言っています。投資でも同じことですが、ソニーが上場した時に1株買っていた場合、数万円のソニー株が数十年で40億という金額に成ってしまいました。日本が高度成長期であったことなどもありますが、投資とは成長性の高い分野などに投資してほったらかしにしておけば、気が付いた時にはとんでもない額になっているのです。スキャルピングテクニック手法とバイアンドホールドは、時間的な経過と利益の増大を見てみるとスキャルピングよりも中長期投資が大きく利益で上回っていきます。もちろん、市場が低迷したり、会社が倒産したりしてしまった場合は別ですけど。




【スキャルピングに欠かせないのは高いレバレッジ】


スキャルピングが向いている投資対象とはなんでしょうか。FXスキャルパーには、先物取引かFX為替のドル円などが向いているのではないでしょうか。スキャルピングを株式で行う場合は、倒産やストップ安などの危険があります。先物やFXでは倒産などがありません。また、個別株の場合は、少しの資金でも作為的な動きを作りやすく、先物取引やFXではズレがすぐに修正されます。また、手数料が安く、レバレッジも効くので資金効率が非常に良いのです。スキャルピングは最高でも10テイク程度しか狙いませんので、市場の動向や経済ニュースなどに注目する必要性はありません。取引市場のアノマリー的な特徴やスキャルピングに向いているチャートの時間足や使用するテクニカル指標などのデーターを収集して、スキャルピングのテクニックを身に着けて下さい。   


スキャルピングテクニックは一日の取引の中で動きの少ない時間帯でスキャルピングしてください。動きが多い時間帯でのスキャルピングは効率が悪いのでダメです。動きのない7割程度の時間帯で上手く利益を出していくのがスキャルピングテクニック手法です。スキャルピングの際は、基本的にナンピンしていくというのが基本と考えてください。ナンピンせずに損切りというのはスキャルピングテクニックとは言えません。仮に、損切りしなければいけない場合でも反対売買をして、買いには売り、売りには買いを当てていきます。スキャルピングは予測した方向に相場が動けば即刻利益確定ができますが、予想と反対方向に相場が動いた場合はポジションが積み上がっていくものです。そして、スキャルピングでの積み上がったポジションを市場の上下に合わせて1枚づつでも抜いていき利益を確定していきます。スキャルピングはタイミングが一番大切であり、タイミングを間違えてしまうとポジションの損失が膨らんでしまいますし、少しでも多くの利益を出そうとして利益確定のタイミングを逃してしまう人にはスキャルピングは向いていません。スキャルピングは機械的なシステムトレードとも言えます。多くの負けるトレーダーが利少損大というタイプの投資家です。スキャルピングでも数テイクの利益を取って、下がり始めると眺めているだけというスキャルパーがどれ程たくさんいることか。


スキャルピングの難しさは損失が出た場合(思惑と反対方向に動いた時)にどのように対処するかということです。トレーダーである以上は利益を出さなければなりません。スキャルピングで思惑通りに数テイク動くのは難しくないかも知れません。しかし、スキャルピングで1テイクの利益を出したあとに、50テイクや100テイクなど一気に上昇したなどを見てしまうとスキャルピングをするのがバカバカしくなってしまいます。損失が実際には出ていなくても、物凄く損をした気分になってしまうのです。また、スキャルピングのテクニック手法のルールを破ってしまうとスキャルピングでは利益が出せなくなってしまいます。数テイクの利幅を狙うスキャルピングで勝つには精神的な安定が必要になってきます。数テイクの利益を順調に取り続けていたにもかかわらず、少しの負けで かっと なって数倍の建玉を建てて一瞬のうちに利益を飛ばしてしまうのです。多くのスキャルパーが同じような失敗をしています。損失が出た場合も、損切りや反対売買の両建てなどスキャルパーには一瞬の判断が必要とされる取引であり、スキャルピングで小さい利益しか取れない投資テクニックでは焦りばかりが生まれてしまいます。









スキャルピング   【FXテクニック手法】
投資テクニック・売買手法 スキャルピング
スキャルピング 利益確定 1〜10テイク 
スキャルピング 損切り目標(ロスカット)  1〜10テイク 
レバレッジ  高いレバレッジが有効 
マージンコール  有効証拠金(維持証拠金率)が一定割合を割り込むとマージンコールが発生し強制決済が行われます。スキャルピングはマージンコールの可能性は少ない 
損失発生時の対処法(リスクヘッジ)  損切り 反対売買による両建てポジション 
スキャルピングで使うテクニカル指標  RSI MACD 
スキャルピングの勝率 スキャルピングの回数が多くなるにつれて大数の定理である5割に近づいていく傾向にあります
スキャルピングで勝つには リバウンドのタイミングで仕掛ける
数テイクであればナンピンをして購入単価を下げていく
負けても怒らずに、次のチャンスを待つこと
機械的に取引をしてルールを絶対に守って取引する
出来高の多い市場でスキャルピングをすること
FX為替ではスプレッドの少ない通貨ペアを選択すること
成り行き売買を基本にしてスピード取引をする
安定した約定ができる証券会社を選ぶこと
手数料の安い証券会社を選ぶこと
高性能のスキャルピング用のパソコンを用意する
相場に期待しない、相場を絶対に予測しないこと
精神的な安定、怒っていてはスキャルピングは勝てない
スキャルピングの推奨度 感情を持っている人間にはあまり向かない取引です
プログラミング売買 ゴールドマンサックスなど外資系証券はスキャルピング(フラッシュ・アルゴリズム売買)を行っています。個人投資家が利用できるスキャルピングの自動売買ソフトを利用する場合は利益確定とロスカットの幅を持たせること
システムトレード システムトレードはスキャルピングに有効なトレード手法です
ナンピン スキャルピングにナンピンは有効です。
スキャルピングの相性 △株式(信用取引)
○先物取引
×オプション取引
◎FX(外国為替証拠金取引)
×ワラント
スキャルピング期待値 スキャルピングを習得できれば、スキャルピングのみで優雅な生活ができます。投資対象が変わろうともテクニックは使えます
スキャルピングに向く対象投資商品 出来高の多い企業の株式(信用取引)
先物取引 mini先物取引
FX(外国為替証拠金取引) スプレッドの少ない通貨ペア









【機関投資家の資金力・スピードに勝つスキャルピングとは】


最初にスキャルピングをしたのは数年前の株式投資でした。信用取引で売りと買いで現物株・信用取引のスキャルピングをしていましたが、信用取引の貸し出しの枠を使い切ってしまうと少ない投資資金ではスキャルピングできないので、投資資金に対しての投資効率の悪さからスキャルピングに対してはあまり興味がありませんでした。スキャルピングに関しては、先物取引から本格的にスキャルピングをスタート。先物取引でスキャルピングを本格的にスタートさせましたが、日経225先物取引でのスキャルピングは機関投資家・ヘッジファンドの大口のオーダーやバスケット取引によって、個人投資家のスキャルピングでは注文が約定しないことが多くありました。また、証券会社や大阪証券取引所の売買システムも機関投資家や投資ファンド、ヘッジファンドや証券会社の自己売買部門・証券ディーラーの注文を優先的に約定させているので、個人投資家が先物取引でスキャルピングするのは不利でした。スキャルピングのテクニックもシステム・プログラミング売買スピードの早さと機関投資家の成り行きオーダーで指値注文や逆指値、成り行きも損させられる事が個人のデイトレーダー(スキャルパー)には多いのです。


最初、FX(外国為替証拠金取引)は税金の高さやスプレッド分の損失や、成行き注文におけるスリップページなどがあり敬遠していましたが、FX(外国為替)を扱う証券会社もスプレッドを小さくして売買手数料を無料化、高レバレッジの高さで個人のデイトレーダー(主婦・サラリーマン・学生)などを多く獲得している時期でした。私もFX証券会社(クリック証券・外為オンライン・フォーランドフォレックス・ひまわり100%信託保全)にFX口座を開設しました。FXは為替の価値が数倍になるということは少なく、小さな値動きを高いレバレッジを効かせて売買するのでスキャルピング(差金決済取引)には最適の市場と考えています。ただ、簡単にスキャルピングと言っても実は1番難しいと言えるほど経済の知識やトレード経験が必要とされるのです。しかし、スキャルピングの正しいテクニック手法を習得すれば億万長者(天才スキャルパー)です。





【プロと言われるレベルまでスキャルピングのテクニックが上達!】

独自のスキャルピングテクニック手法を開発に成功していますので、FXスキャルピングのエントリーポジションやロスカットポジションはシステムトレードと言える程度にまで高まっています。スキャルピングで勝てない投資家はスキャルピングを間違って考えています。スキャルピングは難しい投資手法です。スキャルピングの自動売買はパソコンのソフトでも少ないですし、パソコンの設定も初心者には難しいと思います。スキャルピングは利益も少ないですし、損失も少ないですから投資家はFXではレバレッジを大きくしてデイトレでスキャルピングをする傾向にあります。スキャルピングで1番の負けパターン。FXでのスキャルピングでは1時間に8回ぐらいが限度ではないでしょうか。FXでスキャルピングする通貨がドル、ポンド、ユーロ、トルコリラやスイスフラン、人民元やウォンなど各国の通貨とスプレッドにもスキャルピングは左右されますが、スキャルピングを過度にしないことです。


FXのスキャルピングではチャートやテクニカル分析を基本にして独自のスキャルピングテクニックを確立しなければなりません。スキャルピングのエントリーポジションやロスカットポジションのトレードルールを厳格にしてスキャルピングして下さい。あと、スキャルピングでは感情や欲は捨てて下さい。スキャルピングではスキャルピングの情報商材も参考にして下さい。情報商材もインフォトップなどでは審査が厳しいのでまともなスキャルピングテクニック手法を解説したスキャルピング情報商材が多く販売されています。ランキング上位になっているスキャルピングテクニック商材はオススメですよ!


2011/03/31追記  東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の発生により、株式投資(現物・先物)、オプション取引の売りポジションなどは多くの損失 が出ています。松井証券やマネックス証券は「先物・オプション取引」の顧客から決済不足 金の取立不能のおそれがあると発表しました。貸倒引当金の繰入・損失計上などが考えられます。 証券会社では信用取引や先物・オプション取引の建玉に対する証拠金の引き上げが行われ、追証(追加証拠金)や強制決済の発生により、機関投資家や 個人投資家が投資資金を減らす事態になっています。値洗い処理からプライス・スキャンレンジ等が大幅に変更されると「大阪証券取引所」から発表があり、 先物取引のSPAN証拠金は引上げられます。(受入証拠金-必要委託証拠金(各証券会社SPAN証拠金×証拠金維持率-ネットオプション価値(Net Option Value)の総額)-拘束金額) デリバティブ取引等に係る投資勧誘規制の見直しに伴う「注意喚起文書」












【スキャルピングとは】

スキャルピングとは、語源的な意味ではスカルプ、頭の皮をはぐという意味などから由来しています。株式投資などに於いては、デイトレーダーなどが短時間の売買で利益を確保していくトレードスタイルを指すようになりました。スキャルピングは証券会社などのトレーディング部門のトレーダーや個人のデイトレーダーなどが中心になっています。数十秒、数分単位の売買もあれば、数十分や数時間での売買もありますが、原則的には1日で売買を完結します。



【スキャルピングの優位性】

スキャルピング投資法はシステムトレードとの類似性が高い部分があります。エントリーポイントとなるのは、過去のデーターなどから上昇する傾向が強いというデーターのエントリーポイントでは買い。過去のデーターなどから下落する傾向が強いというデーターのエントリーポイントでは売りを行います。エントリーポイントについてはシステムトレードなどの投資手法と同じ考え方です。スキャルピング投資法はエントリーポイントから少ない利益で利益確定をして、逆に損失が出てしまった場合は少ない損失で損失の確定をいたします。利益確定のポイントと損失確定のポイントを同じにすることがスキャルピング投資法の鉄則と言えます。スキャルピングを行う場合に最も大切なのが利益確定、損失確定のポイントの設定です。そして、この利益確定、損失確定のポイントでの決済を必ず行うことです。もう少し上昇するのではないか?良いニュースがあったから、大物投資家が買っているなど、株式投資などには様々なニュースが入ってきます。これらの情報や先入観がありますとスキャルピングは上手くいきません。

スキャルピングを行う場合は設定したスキャルピングのルールを守る事が一番大切になります。中長期のシステムトレードなどは、損失が出た場合のロスカットルールが非常に大きく設定されていることが普通です。システムトレードで失敗してしまう多くの投資家がロスカットルールで設定したルールを守れずに大損してしまうのです。トレーダーの心理として損失を受け入れて損失確定の注文を出すことは非常に難しい事なのです。そして、ロスカットすることができずに更なる損失を出してしまいます。利益を出すことを目的として投資をしているのですから、損失を確定することは投資家にとっても非常に難しい事です。これはプロと言われる投資家でも上手くできる人は少ないのです。投資において一番難しいのはロスカットであり、1度のロスカットの失敗で大損失を出してしまって、ルールを無視した大勝負で市場から退場というパターンが多いと思います。ロスカットルールを守れない比率は投資期間が長くなればなるほどロスカットルールを破ってしまう傾向にあります。  

ノーベル経済学賞を受賞した「行動ファイナンス理論」などにもあるように投資家が損失を出してしまう大きな要因は心理的な要因によってもたらされるということが「行動ファイナンス理論」によって論理的に説明されています。スキャルピング投資法を否定する経済学者や証券関係者いることも事実ですが、現代のように株式取引、先物取引、為替取引、オプション取引などの手数料が安くなり、個人の投資家が証券会社が提供する高機能の投資ツールを利用できる環境が整っていますのでスキャルピング投資法には好環境です。



【スキャルピングに適した時間帯】

スキャルピング投資法は相場の動きの激しい時間帯、相場の動きの少ない時間帯どのような相場状況でも対応できる投資法と考えている方も多いようですが、スキャルピングは動きの激しい時間帯を選んでエントリーポイントとするようにしてください。スキャルピングは理論的には動きが少ない市場や時間帯でも利益を出せる投資法とされていますが、スキャルピングを研究していますと動きの激しい時間帯をエントリーポイントする方が高い勝率を上げる事ができます。動きの少ない市場や時間帯では利益を上げようとして、無理にエントリーしてしまい損失を出してしまうケースが多く見られます。動きの激しい時間帯では取引参加者も多く、短期的なトレンドが維持されやすい傾向にあります。動きの少ない時間帯ですと取引参加者も少なく、トレンドが不安定で機関投資家や投資ファンドなどの売買などで簡単にトレンドが変わってしまったりします。

また、テクニカル指標もデイトレーダーなどのスキャルピングを多用する投資家にとっては、エントリーポイントを間違えさせてしまう要因になります。デイトレーダーなどが利用するテクニカル指標は1分足や5分足が基本になります。1分足や5分足を基本としてRSIやMACDなどのテクニカル指標を利用した場合、動きの少ない時間が長く続いてしまうと小さな動きにテクニカル指標が反応してしまい、トレーダーが設定したスキャルピングのエントリーポイントを示すシグナルを発生させてしまいます。



【スキャルピングの向く市場】

スキャルピング投資法を実践する場合、そのスキャルピングの優位性が最大限に活かされる市場で実践しなければなりません。スキャルピング投資法で高い勝率で多くの利益が上げられる市場はどのような市場でしょうか。

@市場取引の出来高があり、注文が失効することが少ない市場
A市場の動きに特徴があり、その特徴的な動きが繰り返されている市場
B市場の動きが激しい市場ではなく、市場の変化率の少ないもの
C個人投資家が中心の市場ではなく、機関投資家などの大口投資家の市場
Dスプレッドが開き過ぎていない市場

スキャルピングと合わせる投資法 スキャルピングのみの投資法だけでなく、他の投資法と組み合わせる事により更に投資法として完璧に近づける必要があります。 スキャルピングの勝率を上げる スキャルピングの勝率を上げる投資法は複数あります。その中でも実践したスキャルピング手法で効果の高かったものを紹介いたします。













@1回のスキャルピングで投資する予定の金額を分割して投資する方法です。 例として10単位でスキャルピングを予定している場合は、最初のエントリーポイントで4単位を投資します。この4単位でエントリーしたポジションが利益確定の目標に達成した場合は利益を確定してください。最初の4単位を投資したものが予想に反して下落してしまった場合は5ポイントから10ポイント下で3単位のエントリーをします。

この時点で7単位でのスキャルピングになっています。このポジションでも利益確定の目標に達成した場合は利益を確定してください。反対方向に動いた場合でも、最初のエントリーポジションで10単位のポジションと比較した場合は購入した平均購入価格が低くなっており、損失も少なくなっています。そして、更に予想に反して下落してしまった場合も5ポイントから10ポイント下で3単位のエントリーをします。これで合計10単位のスキャルピングポジションになっています。確かに、スキャルピングで得られる利益は最初から10単位のスキャルピングポジションと同じ利益確定ポイントで利確した場合は10単位のスキャルピングポジションと比べれば少ないですが、反対方向に動いてしまった場合では平均購入価格を引き下げて損失を少なくできます。

また、平均購入価格が引き下げられているので第二のエントリーポジションまで戻れば利益が出ているという場合もありますので、第三のエントリーポジションまで下落してから最初に設定した利益確定ポイントまで上昇した場合は非常に大きな利益が出るのです。このポジション戦略のエントリーポイントの設定やポジションの分配は投資される市場の相場状況や市場の特性や経験などによって変わってきます。基本的な投資手法を元にしてアレンジして行ってください。



A予測に反して下落してしまった場合に反対売買をする方法 最初に設定したエントリーポイントでスキャルピングポジションを組んだとします。予想と同じ方向へ動いて利益確定が出来ればいいのですが、予想に反して反対方向に動いてしまった場合は買いのポジションでエントリーしたのであれば売りポジション、売りポジションでエントリーしたのであれば買いのポジションで反対売買をいたします。この両建てのポジションのスキャルピングポジション組んだ場合、買いと売りの両建てのポジションの建玉を同一数にしてください。このポジションを組んでいる限りは投資対象が上昇しようが下落しようがポジションの評価額は変化いたしません。これはエントリー時には予期せぬ出来事やニュースが入ってきた場合などに利用すると良いでしょう。

ロスカットするよりも両建てのポジションを持つ方がトレーダーの心理的にもいいでしょう。そして、トレーダーが設定している条件に投資対象がなった場合やテクニカル指標での売買シグナルが発生したポイントで反対売買したポジションを決済してください。このポジションの決済の条件としてはポジションに利益が出ている事が大前提となります。ポジションに損失が出ている場合は決済してはいけません。よほどの自信があればトレーダーの判断で勝負しても良いと思いますが、スキャルピングで両建てした場合は買いと売りのポジションの価格差が少ないはずですので利益が出でいるポジションから決済しましょう。利益が出ているポジションを決済した後に再度の下落などがあれば、再度の反対ポジションを建ててください。



Bスキャルピングに成功する人 スキャルピングに成功する投資家は設定したルールに従ってスキャルピング投資法を実行できる人です。スキャルピングも取引に関してのルールを厳密に設定した場合、大まかに分類すればシステムトレードに分類されます。システムトレードというのは短期的なパフォーマンスや期間を設定した利益を計算した場合に取引の収支がマイナスになる事もあります。しかし、設定した投資スタイルと利益確定とロスカットの設定を守りながら投資していけばバックテストなどから想定した数値に近づいていきます。スキャルピングは小さな利益を積み重ねていくのが基本の投資法であり、短期的な損失が発生しても設定したルールに従って投資していくのが基本です。スキャルピングを行う際はトレードの記録を書いていく事が大切です。トレードの記録を書いていく事で自分のトレードスタイルを検証・分析ができます。自分のトレードスタイルを検証・分析する事により更にスキャルピング投資法の精度をアップさせる事ができます。



Cスキャルピングに失敗する人 スキャルピングで損失を出してしまう投資家の特徴は自分で設定したスキャルピングのルールを守れない投資家です。エントリーポイントから利益確定のポイントに達しても利益確定の注文を出せないのです。短期的なトレンドをしっかり捉えていれば最初に設定した利益確定のポイントを上回っていく事もあります。それが数回続くと自分で決めたルールを守れなくなっていきます。エントリーポイントから利益確定のポイントに達しても利益確定の注文を出さずに更なる上値を期待します。そして、トレンドが変わってしまい利益確定のポイントから大きく下げてしまい損失を出してしまいます。仮に指値注文などを出しておいても注文の取り消しや訂正価格を高く設定してしまいます。利益を多く得たい、投資で大儲けしたいという感情は投資家としては当然ですが、この感情が投資家の正常な判断を狂わせて大損させてしまうのです。スキャルピングで勝てない投資家は勝てない理由をエントリーポイントの失敗、テクニカル分析などの失敗と思ってしまうようですが、多くの場合は設定したルール守れていないという投資家が多いのです。



D5分足を用いたエントリーポイント RSIというテクニカル手法によってエントリーするものであるが、RSIの何分足を用いるのかが重要になっていきます。これはスキャルピングを実践する市場にもよりますが、市場によって何分足を用いるのかは変わってきますが、短期的に利益を積み上げていく投資であるスキャルピングには5分足が合う場合が多いです。1分足ではシグナルが多発してしまいます。もちろん、シグナルが発生する度にエントリーするというスキャルパーは別として、勝率を高めてダマシに遭わない為にも5分足がよいでしょう。10分足などになりますとテクニカル指標の動き少なく、スキャルピングには向かないでしょう。RSIは上昇している場合はRSI値が80を超えてから売りのポジション、買いの場合はRSI値が20を下回りましたら買いのポジションを取ります。経済指標の発表や緊急のニュースなどが無い限りは極端に一方的な動きが無い市場が多いと思いますので、過去の動きと照らし合わせてエントリーポジションに適しているか判断します。



Eストキャスティクスもスキャルピングのエントリーポイントとして利用される テクニカル指標として投資家に人気があります。短期での相場反転のシグナルを見つけ出す指標ですが、相場の動きが激しい相場には向かない指標と思います。相場が1日の中で動きが少ない傾向にある時間帯などに用いるといいでしょう。ストキャスティクスをスキャルピングで用いる場合には、5分足と10分足というように少し長めの分足と組み合わせてください。投資する市場でどのような特徴があるかを調べていき、どのポイントがエントリーポイントに適しているかを見つけだしてください。我々の投資経験からしますと、5分足と30足を併用することがダマシに引っかからずに勝率の高いエントリーポイントを教えてくれました。(このデーターは外国為替証拠金取引でのものです)



F移動平均線は相場の反転などの分析の為の指標ではないのでスキャルピングには あまり向いていないでしょう。スキャルピングのエントリーポイントを探している時に利用する指標と組み合わせて移動平均線を利用している方はいますが単独で移動平均線でスキャルピングのエントリーポイントを探した場合はスキャルピングの勝率が安定しないはずです。移動平均線も素晴らしいテクニカル指標であり、機関投資家などのプロの投資家も参考にしている指標ですし中長期の投資家が主である投資家には非常に向いているテクニカル指標であると言えます。



G複数のテクニカル指標との組み合わせについて 複数のテクニカル指標との組み合わせが良いか悪いかですが、スキャルピングという超短期売買であればテクニカル指標の組み合わせは逆にチャンスを逃してしまう可能性が高いのではないでしょうか。スキャルピングでは1分足と5分足をテクニカル分析の基本と考えます。30分足や60分足、日足、週足などを売買のテクニカル指標として利用するのであれば、複数のテクニカル指標を利用する効果が大きくなっていきますが、スキャルピングではチャンスを逃してしまう原因となってしまいます。スキャルピングを多用する投資家の方で複数のテクニカルを組み合わせてエントリーポジションを探している投資家は少ないと思います。スキャルピングでエントリーする際も一つの指標を参考程度にしてリズムで投資している



Hオプション取引との組み合わせ 先物取引や外国為替証拠金取引などでトレードされる投資家で利用している証券会社が先物・為替のオプション取引も行える場合はオプション取引と組み合わせてポジションを設定していくのも良いでしょう。スキャルピングに適した相場環境ではオプションのボラティリティが安定しており、オプションのプレミアム価格が安いのが一般的です。相場に動きがなく、ボラティリティがブレイクアウトすることを想定しての混合ポジションで、先物のオプションでポジションを設定する場合は先物の現物で買ってください。上昇相場を想定する場合は買いの先物現物、下落相場を想定する場合は売りの先物現物を買ってください。想定道りに相場が動けば利益確定の設定価格で利確してください。これまでの流れは通常のスキャルピングと変わりません。

オプションとの組み合わせでポジションを設定する場合、相場が想定と逆方向に動いた時の対処が同一数の現物の反対売買をするのではなく、権利行使価格に近いオプションを買うことでヘッジをするのです。権利行使価格から2〜3程度離れているオプションのコールオプション、プットオプションを買うことにより原資産市場が上下しても売り買いのどちらかのポジションで利益が出ていますし、オプション でのヘッジをしているのでオプションでヘッジしているポジションは損失がオプションのプレミア価格に限定されています。また、原資産が現物の想定した動きに戻ってオプションの購入価格もカバーできるだけの利益を確定した場合は購入したオプションは売却しないでおきます。毎回の取引ではありませんが、事件や事故などで相場急変した場合にほったらかしにしておいたポジションから大きな利益が出る場合があります。

オプションのボラティリティが低い時に購入していますので、市場の流れが急変した場合はボラティリティが急上昇いたします。これは機関投資家などが相場の急変に対応するべくオプションを大量に購入する為で、オプションのプレミアの高騰により先物の現物でヘッジをする場合より安全で大きな利益を得ることができます。スキャルピングとオプションのポジションを上手く利確する度にオプションのポジションが残っていけば、数日後に相場が急変などした場合に予期せぬ利益が入ってきます。損失限定の利益無限大というオプションの特性を上手く利用するポジション設定です。



Iレンジ相場が続いている場合にレンジの中心価格で買い注文と売り注文を同時に出します。10テイク(この間隔は投資する市場によって変えてください)上ぐらいで利益確定の注文を出しておきます。この注文は買いと売りの両方で出しておきます。レンジ相場が続いている場合は想定したレンジ内での動きが続きますので先に出しておいた買い注文と売り注文の両方が約定いたします。過去の動きやバックテストから勝率が高いエントリーポジション、エントリーのタイミングを見つけてください。このエントリーでのヘッジについてですが、仮に何かの材料発表やニュースなどによって相場が一方的な動きをしてしまう場合があります。このような場合も想定してリスクヘッジの反対売買の注文を入れておきます。仮に利益確定の注文を売り買いで10テイクに入れておくとします。そして、リスクヘッジの反対売買の注文を売り買いで30テイクに入れておくとします。

レンジ相場で売り買い両方の注文が利益確定できた場合の最大の利益は20テイクです。最大限の損失は、上下のどちらかに一方的に相場が動いた場合ですが、仮に上昇したと仮定します。この場合、買い出しておいた注文は利益確定されますので10プラスになります。そして、30超えた所でリスクヘッジの反対売買の注文が約定いたします。損益はプラスの10から30 テイク分を引いたマイナスの20ということになります。このレンジ相場での戦略では成功した場合はプラス20、想定外の動きの場合はマイナス20になります。勝率が50%以上であれば利益が出るという戦略です。レンジ相場であれば、このようなエントリーポイントを探すのは難しくないと思います。利益確定のポイント、リスクヘッジのポイントや投資する資金などはトレーダーの方の裁量でアレンジしていってください。








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