【乾汽船の企業情報】
企業名 |
乾汽船 |
証券コード |
9113 |
本社住所 |
東京都中央区日本橋本町1-7-4 |
上場市場 |
東証1部 |
売買単位 |
100株 |
資本金 |
3,351(百万円) |
自己資本 |
20,633(百万円) |
総資産 |
30,563(百万円) |
有利子負債 |
8,050(百万円) |
利益剰余金 |
14,999(百万円) |
従業員数 |
49人 |
時価総額 |
70億円 |
会社設立 |
1933年10月 |
株式上場(IPO) |
1950年3月 |
決算期 |
3月 |
業種セクター |
海運業 |
監査法人 |
新日本 |
配当(配当利回り) |
- |
株主優待 |
- |
大株主(筆頭株主) |
商船三井 乾光海運 東京海上日動火災 日本トラスティ信託口 乾英文 三井住友海上火災 尾道造船 愛媛銀行 三井住友銀行 イヌイ倉庫 |
連結子会社 |
DELICA SHIPPING S.A. |
備考 |
- |
平均給与・年収ランキング |
658万円 (平成23年 有価証券報告書) |
コメント |
安倍晋三総理はTPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加を正式発表、TPPの恩恵が受けられると穀物輸送で国内トップの「乾汽船」が買われています。海運株では共栄タンカーや第一中央汽船、NSユナイテッド海運、飯野海運、明治海運(般若の会)などの中堅海運だけでなく、日本郵船や商船三井、川崎汽船などの大手海運も買われ、リーマンショックや欧州の金融危機、東日本大震災の影響で売り込まれ続けていた海運セクター株が再評価されています。TPPの影響を受けるのは農業だけではありませんが、株式市場では協同飼料や中部飼料、日本配合飼料、保土谷化学工業、井関農機などの農業関連銘柄が買われ、TPPイコール農業というイメージが強いことが分かります。乾汽船はアメリカやカナダ、オーストラリアといったTPP参加予定国からの穀物海上輸送事業が中心ですから、海運株の中でもTPPの恩恵が大きい企業でしょう。2012年末の200円台から、2013年1月15日に337円の年初来高値を付けてから株価調整が入っていましたが、TPP参加への期待から株価は400円台に乗せています。海運株は2007年に北京オリンピック特需などにより高値を付けていますが、乾汽船も2007年10月に3360円の高値を付けており、そこから2012年9月には160円まで売り込まれていますから、これからのリバウンドがどれ程になるのか注目です。株価急騰によってシコリ玉の少ない真空地帯に入っていますし、信用倍率も3.68倍と需給面でも悪くなく、これから空売りが増加すれば踏み上げ相場に発展していくでしょう。(2013/03)
日経平均株価採用銘柄や他の仕手株で利益確定した投資資金が「乾汽船」などの海運セクターに流れています。 海運セクター株は短期で急騰するタイプが多く、過去に何度も仕手株しており、
東証1部を買っている投資資金の循環物色の資金が出遅れている海運セクターに流れているようです。 株価は狭いレンジで小動き、値動き・出来高も少なく放置されていた乾汽船ですが、出来高を伴って急騰しており、
短期資金の流入に伴って、個人投資家のリスクマネーも参戦しているようです。過去に激しい値動きで仕手株化していますから、多くの個人投資家・デイトレーダーも乾汽船に参戦した経験があり、 動意付いている乾汽船に短期で参戦しています。自民党の安倍晋三総理の追加金融緩和への期待から円安基調
になり、海運セクターも円安メリット株として上昇していますが、タイミング的にワンテンポ出遅れている 感じです。日本市場が全般的に海外のヘッジファンドに買われていますから、日経平均株価の上昇に伴って
リバウンドするのは当然ですが、仕手性の高い乾汽船の値動きは激しくなりそう。 乾汽船の時価総額は約70億円、浮動株は24%ですから値動きは軽いタイプ、信用倍率は 1.92倍の買い長となっていますが、株価急騰に伴にって空売りも増加してくるでしょう。 SQ算出日が通過する来週からは新たな相場の流れが始まりますから、3月の決算期までは激しい値動きに なる可能性があります。
鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の指数であるバルチック海運指数が底打ち、 海上運賃がドル建ての海運会社は円安の恩恵を受けやすく、世界的な景気回復から海運株が
見直されるでしょう。 |
関連銘柄 |
海運セクター関連銘柄 |
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