TOKYO AIM取引所とは
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「TOKYO AIM」取引所とは、2009年6月1日に「東京証券取引所」と「ロンドン証券取引所」の共同出資によって設立された取引所です。指定アドバイザー制度により運用されるロンドンAIM(Alternative
Investment Market)証券取引所が中心となっている市場であり、主にベンチャー企業などの成長性が高い企業が上場しています。「TOKYO
AIM」はプロの投資家向けの市場となっており、金融商品取引法により定められた特定投資家をプロの投資家としています。銀行や証券会社などの適格機関投資家、上場企業、一定の基準を満たしている投資顧問業者や個人投資家(投資資金・投資経験)などが取引できます。
ベンチャー企業が多く上場している東証マザーズ、JASDAQなどの市場にIPOする場合は、監査法人や主幹事証券、証券取引所により厳しい上場審査がありますが、「TOKYO AIM」では、取引所が指定する指定アドバイザーが上場に関する審査や上場基準の設定(開示言語に英語、会計基準に国際会計基準・米国基準が選択可能)を行うことによって短期間で低コストで資金調達の機会が得られます。リーマン・ショック(世界的な景気後退)の影響などもあり、「TOKYO
AIM」に新規上場する企業がありませんでしたが、2011年7月15日にメビオファームが、「TOKYO AIM」に新規上場をしています。
【主な指定アドバイザー(J-Nomad(Nominated Advisor))】
大和証券キャピタル・マーケッツ
日興コーディアル証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
野村證券
フィリップ証券
みずほインベスターズ証券
みずほ証券
※新規上場を目指す企業に対して、資金調達や情報開示、四半期決算開示(任意)、内部統制報告書(任意)、監査証明(直前期1年)などのサポートを行い、新規上場の上場審査を行います。J-Nomadには、証券会社だけでなく、監査法人や法律事務所でも基準を満たせば指定を受けることも可能です。「TOKYO AIM」への上場が承認されるまでの期間は、原則として上場申請から10営業日になっています。上場廃止基準に関しては、証券会社が判断しますが、J-Nomadとの契約関係が切れてしまった場合、整理銘柄に指定され、期限内に他のJ-Nomadと契約できない場合は上場廃止になります。
【TOKYO AIMの概要】
東京都中央区日本橋兜町2番1号
代表者 代表取締役社長 村木徹太郎
最高業務執行責任者COO 伊藤豊
主要株主 株式会社東京証券取引所グループ
ロンドン証券取引所
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