　　　　　　北川鉄工所に般若の会介入で仕手株化の可能性？業績の上方修正・増配の余地
　　　　　　あり!空売りを踏み上げて逆日歩発生から追証の展開も考えられます

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一部で「般若の会」介入の噂が流れた「北川鉄工所」に個人投資家を中心としたリスクマネーが流入、出来高急増し株価急騰、空売りも増加しており、踏み上げから仕手株化に警戒したい!

「ルック」が「般若の会」の新たな推奨銘柄となり株価はストップ高、般若の会代表の加藤暠氏の復帰第一弾のＫ氏銘柄となった「新日本理化」も株価急騰・急落、株価調整となっていましたが、ルック(8029)と同調するようにストップ高、消費税増税法案をめぐり民主党が分裂し小沢一郎氏が新党結成、内閣不信任案の提出と衆議院議員の解散総選挙の可能性が高まっていることから機関投資家が動きづらい展開、政局の判断が付くまではリスクマネー中心の仕手相場となりそうです。ファンドマネジャーやディーラーが夏休み休暇を取る時期は低位の仕手株が乱舞することから、般若の会が泰山時代に手掛けたルックを再び本尊として買い介入することから、新日本理化、明和産業、ルックに続く第４弾の銘柄は何かという憶測が広がっています。加藤暠氏が率いた投資グループは誠備グループや新しい風の会、泰山などですが、低位の空売りが積み上がっている銘柄が候補に挙がっています。

ルックが「時々の鐘の音」で加藤氏が大出世株として推奨して個人投資家の買いを集めたと同時に投資資金が流れたのが「北川鉄工所(東証１部 6317)」です。過去に加藤暠氏が手掛けたとされる北川鉄工所、宮地エンジニアリンググループやルック、兼松日産農林のように加藤氏の代表銘柄とは違うので、北川鉄工所に対して仕手株という認識が少ない投資家も多いようですが、完全ノーマークだった新日本理化や明和産業が仕手株化したこともあり、北川鉄工所が般若の会の推奨銘柄に指定される可能性にも警戒が必要です。個人が買い上げて騒いでいるようですが、誠備グループや新しい風の会、泰山の時代も本当に介入している銘柄と介入が噂される銘柄の情報が錯綜していたこともあり、般若の会が投資家や証券・投資顧問関係者に人気が高いことから、噂が買いを集め、買いが買いを呼ぶという展開になっているようにも思えます。もちろん、本当に仕手筋が買っているのかも知れませんが・・・。

北川鉄工所は、自動車部品や工作機械器具、建機、立体駐車場施工などの事業を展開しており、中国やタイに製造拠点を持っている企業です。新日本理化や明和産業といった好業績で成長性の高い企業に般若の会が介入していることからも昭和の仕手戦のような「会社の乗っ取り」や「倒産」の可能性から空売りが殺到している銘柄を資金力で踏み上げるというものではなく、安値で放置されている優良銘柄に買いを入れています。中国を中心にアジア新興国は急速なスピードで経済成長、自動車やパソコン、電気機器の需要が増加しており、北川鉄工所に恩恵が大きいと考えるのは当然でしょう。リーマンショックの影響で赤字になりましたが、２０１１年３月期から黒字回復と復配、１３年３月期は増収増益で増配が予想され、時価総額１００億円程度で浮動株が４割以上という仕手株の条件が揃っています。

アメリカを抜いて世界１位の自動車保有国となった中国、北京や上海の交通渋滞から分かるように自動車人気の高さ、交通インフラの整備を進められており、自動車部品の製造に欠かせない金属素形材や旋盤用チャック、シリンダーなどの工作機械部品の需要拡大の恩恵が続く北川鉄工所、中国の瀋陽に新工場を設立するなど中国で積極的に事業を拡大させています。また、東日本大震災の復興に使われている「がれき処理機械」への特需も確認、原油高や節電によってエネルギー開発が世界各地で行われ、北川鉄工所にも恩恵が期待できないか。北川鉄工所の業績予測は控えめという意見が多く、上振れの可能性があることから業績の上方修正、増配の余地があるでしょう。２０１２年３月２６日に１８０円の高値を記録、６月８日に１１４円の安値まで売り込まれていますが、１８０円の抵抗線を抜けて２００円をオーバーすれば青天井となるか？

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