企業名 |
三菱マテリアル |
証券コード |
5711 |
本社住所 |
東京都千代田区大手町1-3-2経団連会館 |
上場市場 |
東証1部 |
売買単位 |
100株 |
資本金 |
119,457(百万円) |
自己資本 |
386,868(百万円) |
総資産 |
1,760,883(百万円) |
有利子負債 |
701,858(百万円) |
利益剰余金 |
150,921(百万円) |
従業員数 |
22,416人 |
時価総額 |
3800億円 |
会社設立 |
1950年4月 |
株式上場(IPO) |
1950年9月 |
決算期 |
3月 |
業種セクター |
非鉄金属 |
監査法人 |
あずさ |
配当(配当利回り) |
- |
株主優待 |
- |
大株主(筆頭株主) |
日本トラスティ信託口 日本マスター信託口 三菱東京UFJ銀行 明治安田生命保険 日本トラスティ信託口9 SSBT・OD05・オムニバスアカウントトリーティ 日本生命保険 三菱重工業 三菱UFJ信託銀行 三菱地所 |
連結子会社 |
三菱アルミニウム 三菱伸銅 |
備考 |
セメント 銅 電子材料 アルミ リサイクル |
コメント |
安倍晋三総理のアベノミクス(追加金融緩和・量的緩和)政策により上昇を続ける日経平均株価ですが、指数への影響度の高いファーストリテイリングやソフトバンクなどに割高感も出ていることから、好決算を発表した日経平均採用銘柄の「三菱マテリアル」が買われています。2013年3月期の経常利益は75.1%増益の744億円と従来の予想を上回っていますし、2014年3月期の業績予想は800億円で7.5%の増益を予想していますが、三菱マテリアルはドル相場が1円円安で通期営業利益が2億〜3億円増加しますから、円高から円安基調が続いている為替相場が更に円安となれば為替差損が減少することにより増益幅も拡大していきます。銅鉱山からの配当金の減額はありますが、低コスト運営のチリ銅鉱山である「ロスペランブレス鉱山」に出資しますし、セメントや超硬工具事業も東日本大震災の復興事業により好伸、レアメタル・レアアース事業も堅調に推移しています。2009年6月の高値342円を超えてきており、高値掴みされたシコリ玉などの株価調整も完了している地帯に入っていますから、三菱マテリアルも本格的な上昇モードに入り値動きが加速、2008年のリーマンショック以前の500円台に向けて下値を切り上げていく展開が期待されます。三菱マテリアルの時価総額は約4000億円、浮動株は23.0%ありますから資金回転効率が良く、値動きが軽くなれば外国人投資家の買いに仕手筋や投機筋、短期資金、個人投資家も追随してくるでしょう。信用倍率は9.7倍の買い長ですが、外国人投資家の保有比率が高く、機関投資家やヘッジファンド、年金運用資金、投資信託などが三菱マテリアルの買い手ですから空売りが少ないのは当然ですが、高値更新が続いていくことから空売りも増加してくるでしょう。決算期を通過して、45日ルールによるヘッジファンドの換金売りも終了していますので新規の買いが入りやすくなっていますし、為替相場もドルが100円台の円安になっており、外国人投資家の買いが更に入りそうな状況で出遅れていた三菱マテリアルが再評価されています。(2013/05) |
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