企業名 |
きんでん |
証券コード |
1944 |
本社住所 |
大阪府大阪市北区本庄東2-3-41 |
上場市場 |
東証1部 |
売買単位 |
100株 |
資本金 |
26,411(百万円) |
自己資本 |
336,067(百万円) |
総資産 |
465,492(百万円) |
有利子負債 |
17,223(百万円) |
利益剰余金 |
283,742(百万円) |
従業員数 |
9,567人 |
時価総額 |
1800億円 |
会社設立 |
1944年8月 |
株式上場(IPO) |
1961年10月 |
決算期 |
3月 |
業種セクター |
建設業 |
監査法人 |
大阪 |
配当(配当利回り) |
- |
株主優待 |
- |
大株主(筆頭株主) |
関西電力 関電不動産 自社従業員持株会 日本トラスティ信託口 日本マスター信託口 ステート・ストリート・バンク&トラスト ステート・ストリート・バンク&トラスト505103
神戸道雄 日本トラスティ信託口4 |
連結子会社 |
近電設備 メックス 近電商事 西原衛生工業所 |
備考 |
- |
コメント |
関電電力系の電設工事大手の「きんでん」が発行済み株式の12%に当たる自社株買いを発表したことから人気化しています。ガンホー・オンライン・エンターテイメントのように1単元の最低投資金額が100万円を超えてしまう場合に株式分割を行うことで、個人投資家に買いやすくすることで株価を上げようとする方法がありますが、経営陣が自社の株価が割安で放置されていると考えている場合は自社株買いを行い、金庫株を増やし企業買収の費用に充てる場合や財務体質を強化するという意味の他に、投資家に対して株価が割安になっているというアピールの意味があります。決算発表は証券アナリストの予想を上回る数字になっていますし、配当も配当受取の権利が確定しているにもかかわらず増配を行うことから、投資家に利益を還元する企業ということをアピールしているように思えます。自社株買いも発行済み株式の12%ですからインパクトが非常に大きく、きんでんの浮動株が減少して特定株が増加することによって値動きが激しくなり、信用売残が信用買残を上回る売り長ですから空売りには苦しい状況になっており、決算前に空売りを仕掛けた売り方は自社株買い、増配というダブルサプライズに買い戻しせざる負えなくなっているでしょう。関西電力が大株主ですから、原発推進派の安倍晋三総理が就任してから関電や東京電力、中部電力、九州電力、北海道電力、沖縄電力、J−POWERなどの電力株が原子力発電所の再稼働期待から買われ、きんでんも関電の恩恵を受ける株として買われています。原発再稼働が正式に決定されれば、きんでんも国内外の機関投資家やヘッジファンド、投資信託に買われることが予想されていますから、個人投資家も割安の同社に手を伸ばしています。(2013/05) |
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