グーグルのAndroidの拡大により、スマートフォンのアプリケーション市場が拡大、外国人投資家が投資対象となる企業を探しています!
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携帯アプリケーション市場が世界的な拡大を見せており、急成長が予想されています。アメリカの調査会社であるガートナー社の報告にも、2011年度の携帯アプリ市場の拡大が予想されています。スマートフォンが低価格・高機能が実現されることによって、従来の携帯電話からスマートフォンへの買い替えが進むことから、スマートフォンの需要増加に伴い携帯アプリ市場も拡大するのは当然と言えます。また、通信インフラについても次世代携帯電話の通信規格であるLTE(Long
Term Evolution)を大手通信社が積極採用することから、高速で大容量のモバイル通信が可能になります。スカイプを利用すれば通信費は安くなりますし、データ通信も定額制の普及によって、利用環境が良くなります。また、持ち歩きに利用されていたノートパソコンの役割がスマートフォンに移行して行くでしょう。
オープンソース戦略のグーグルは、無料OSのアンドロイドを「オープンソースソフト」としてアプリケーション界に提供することによって、スマートフォンでのグーグルの利用者獲得を狙っています。アップルはiPhoneでスマートフォン市場の独占を狙いましたが、グーグルのアンドロイドは安価でスマートフォンを製造できますし、プログラマーもAndroid向けのアプリ開発を中心に行っていますから、Androidのスマートフォンで利用できるアプリがiPhoneでは利用できないという、WindowsとMacのようなことが、スマートフォンで再現されそうです。マックのスティーブジョブズは、パソコンのOSと同じ経験をスマートフォンでも繰り返すことになるでしょう。前回の経験がマックには教訓として活かされませんでした。株式市場では、グーグルのAndroidが相場の重要なテーマとなっており、投資家はスマートフォン向けのアプリケーション開発を行っている成長性の高い企業を探しています。
アメリカのベンチャーキャピタルもスマートフォン向けアプリの制作会社への投資を積極的に行っています。20社に投資をして、1社成功すれば投資資金は回収できるとキャピタリストは超強気、東証マザーズやJASDAQの新興市場に上場しているスマートフォンの関連企業にヘッジファンドや機関投資家、投資顧問系の買いが予想されています。では、どの企業がスマートフォンバブルの狙い目なのでしょうか。「第二のITバブル」と期待しているスマートフォン、私の勝負したい銘柄は「デジタルハーツ(3620)」です。デジタルハーツはアプリケーションの不具合検出(デバッグ)サービスを行っている企業です。アプリケーションの開発数の増加と伴に、不具合チェックの需要が増加しますし、アプリケーション開発のリスクがありません。デジタルハーツはモバイル端末市場の拡大がストレートに業績に反映されるでしょう。
【デジタルハーツの営業利益の推移】
※単位は百万円
2009年3月期 |
641 |
2010年3月期 |
521 |
2011年3月期 |
620 |
2012年3月期 |
700 |
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デジタルハーツを勝負銘柄として考えています!
デジタルハーツの営業利益から急速な成長は見られませんが、リーマンショックの影響が続いていた状況を考えれば、成長していると評価されるべきでしょう。3Dゲームの普及が本格化することにより需要増加が予想されますし、家庭用ゲームソフト市場も回復しています。スマートフォンアプリ不具合検出(デバッグ)サービスも国内向けサービスから、海外の需要の取り込みを狙っています。海外メーカーから受注、国内企業の海外展開によって事業規模の拡大を期待したい。日本のIT企業は海外でどれほど成長できるかが評価の対象になります。企業の規模も小さいですし、成長性が期待できる企業でしょう。
デジタルハーツはキャッシュリッチの企業、有利子負債もありません。2009年から配当スタート、配当利回りは高くありませんが、株主を大事にするという姿勢が見られます。浮動株は標準的ですし、デジタルハーツの株価は日経平均株価と同じような動きをしていることも評価の材料と考えます。短期的に株価が急騰・仕手株化しやすいタイプで、数年後には大手のIT関連企業と事業提携をして、確変的な成長を期待します。
【デジタルハーツの評価】
※企業評価は個人的な見解です
割安感 |
★★★ |
成長性 |
★★★★★ |
期待度 |
★★★★★ |
勝負するか、しないか |
勝負する |
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