仕手株として人気の高い「日本通信」、2012年3月期は大幅な業績回復が期待されることから、外国人投資家を中心に買いが続いています
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日本通信(9424)は、SIM製品とSIMロックフリーの端末購入を拡大させるために、アクト・ツーとの事業提携し、日本通信の販売するSIM製品群やSIMフリー端末「IDEOS」の販売経路の拡大や、アクト・ツーの販売商品とのパッケージ販売を積極的に行うと発表しました。ドコモが利用できるSIMカードの発売により注目を集めた日本通信、iPhoneやSIMフリーのAndroid搭載のスマートフォンを発売するなど、株式市場の相場のテーマーになっているスマートフォン、アンドロイドに関連している企業として、外資系証券会社が日本通信を狙い撃ちのような状態になっており、シティグループ・ゴールドマン・サックス(エル・ティ・サンダ・ビー・ヴィー・ビー・エー)なども日本通信の大株主になっています。SIMロックフリーによる恩恵が特大の日本通信、外国人投資家に好まれるタイプで、外国人投資家の保有比率が高いのが日本通信の特徴でもあります。
現在はKDDIなどは、ドコモと異なる通信規格を利用していますが、4G携帯としての通信規格とされるLTE(Long Term Evolution)が本格的に普及した場合は、データ通信が高速で大容量のダウンロードが可能になることから、利用者が急増することが予想されており、SIMロックフリー端末を取り扱っている日本通信にはチャンスです。NTTドコモはアップル勢にシェアを奪われる可能性は低いと見ていることから積極的にSIMロックフリーを進めています。スマートフォンの急速な普及に伴い本格的にスタートする次世代通信規格の隠れた成長期待銘柄として、日本通信が外国人投資家、外資系証券、機関投資家にカバーされています。上場廃止となってしまったダヴィンチ・ホールディングスと日本通信はヘラクレスの有望株として人気を集めていました。
【日本通信の営業利益の推移】
※単位は百万円
2009年3月期 |
-1112 |
2010年3月期 |
-1096 |
2011年3月期 |
0 |
2012年3月期 |
750 |
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日本通信が復活!次世代通信規格の普及によって大相場の期待!
SIMロックフリーを株価材料に株価が急騰していた日本通信ですが、ギリシャ危機からの欧州信用不安に完全に潰された感じで、夏場からは円高による外国人投資家の売り攻勢に押されていましたが、11月の年初来安値あ3805円から株価は急速リバウンド、ヘラクレスで仕手株として人気していた「日本通信祭り」が戻ってきました!仕手株で勝負しているデイトレーダーや個人投資家はポートフォリオや監視銘柄として登録していることから、買いが買いを呼ぶ展開へと発展しました。
来期は大幅な業績回復が見込まれ、大規模なファイナンスや資本・事業提携、上方修正などの株価材料が期待されている日本通信は絶好の買い場とならないでしょうか。以前の日本通信の株価水準から考えれば割安感があり、中長期的な日本通信の成長性(ビジネスモデル)が機関投資家やヘッジファンドのマネジャーに高く評価されています。次世代通信規格(4G)の世界的な拡大により、「通信革命が勃発」することになり、日本通信が数年後には「あの時、日本通信(9424)を買っておけば良かった!」と後悔する日が来るかも知れません。
◎ヘラクレスを代表する仕手株でした
◎シティグループ・ゴールドマン・サックスなど外資系証券が大株主(筆頭)
◎次世代通信規格のLTE(Long Term Evolution)関連銘柄
◎悪材料が出尽くし、来期は好決算の予想
◎転換社債は期限を5年間延長
◎スマートフォンの普及により、無線データ通信サービスが本格化
◎SIMロックフリー関連銘柄の本命?
◎株主構成から大きなファイナンスに期待
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