大化け株とは
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大化け株とは、低位の小型株などに機関投資家やヘッジファンドの買いが入り、短期間に株価か数倍に急騰する銘柄のことです。仕手株のように仕手筋が現物株を大量に取得して、信用取引の空売りを踏みあげ、評価損を拡大させて追い証、高額の逆日歩発生により買戻し(買い返済)、強制決済をさせるような仕手戦、マネーゲームではなく、新製品の開発を発表、新薬の承認、業績の上方修正、M&Aの発表など、企業の売上げや営業利益が大幅に増加する株価材料などが発表されてから、機関投資家等の大口投資家による買いが入り株価が急騰する銘柄です。株価が大化けするという意味もありますが、株式上場した時は規模の小さかった企業が急成長するという意味で使われます。
ソニーやホンダ、任天堂、ヤフーなどの株を上場した当時の株価で買っていた場合、その企業の株を持っていた株主は億万長者になることができました。仕手筋が手掛ける仕手株やマネーゲームとなっている株を保有した場合でも数倍、仕手筋の代表銘柄でも10倍を超える程度です。仕手株は仕手筋が徹底的に買い上げた後は、利益確定の売りに押されて株価は下落していきます。売り抜けるタイミングが分かっていれば大儲けすることは可能ですが、仕手株は暴騰している途中で買ったつもりが最高値ということがよくあります。仕手株で儲けるには、仕手筋の作戦を知ることができない投資家は手を出すと大損する可能性があります。
企業の成長性・将来性と関係ない投機は大切な投資資金を失ってしまいます。世界で最も成功した投資家である「ウォーレン・バフェット」氏は、将来性があり株価純資産倍率(PBR)が1未満の株が解散価値の水準を下回るような企業へ投資する投資手法などにより莫大な資産を築き上げました。ジム・ロジャーズや是川銀蔵なども大化け株となる銘柄を割安で買い続けて巨万の富を得ることができました。仕手筋や投機筋と呼ばれる投資家は、相場で負けて自殺する投資家も多く、最終的に資産を残せたのは僅かです(日本では加藤ロ(K氏と呼ばれ、般若の会や誠備グループ、泰山などの投資家集団を率いた大物仕手筋)が有名です)。
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