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【エンビプロ・ホールディングス 基本情報】
会社名 |
エンビプロ・ホールディングス |
コード |
5698 |
市場 |
東証2部 |
業種 |
鉄鋼 |
売買単位 |
100 |
資本金 |
100,000,000円 |
上場承認日 |
2013年8月19日 |
上場日 |
2013年9月25日 |
仮条件公示 |
2013年9月2日 |
最小単位(100株)の購入金額 |
万円 |
公募価格 |
700円 |
ブックビルディング |
2013年9月4日〜2013年9月10日 |
公開価格決定日 |
2013年9月11日 |
申込期間 |
2013年9月13日〜2013年9月19日 |
公開株数 |
1,863,000 |
公募株数 |
1,620,000 |
売出株数 |
243,000 |
オーバーアロットメント |
243,000 |
監査法人 |
東陽 |
ロックアップ |
90日間及び公募価格の1.5倍 |
【エンビプロ・ホールディングスの業績】
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売上高 |
経常利益 |
当期利益 |
配当金 |
2010年6月期 |
31,051,039 |
739,938 |
376,745 |
- |
2011年6月期 |
32,880,999 |
34,105 |
-97,708 |
- |
2012年6月期 |
37,969,546 |
892,788 |
863,995 |
300.00 |
【エンビプロ・ホールディングス 引受け証券会社】
主幹事証券 |
野村證券 |
引受証券 |
みずほ証券
藍澤證券
SMBCフレンド
SBI証券
静銀ティーエム証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
東洋証券
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【エンビプロ・ホールディングス 大株主(目論見書)】
佐野富和 |
63.30% |
佐野文勝 |
19.61% |
ユー・エス・エス |
3.57% |
石井裕高 |
3.03% |
石井明子 |
2.73% |
三井住友銀行 |
1.43% |
鈴木直之 |
0.77% |
三菱東京UFJ銀行 |
0.71% |
静岡銀行 |
0.71% |
李興宰 |
0.65% |
【エンビプロ・ホールディングス IPO分析】
主幹事証券 |
野村證券。地合いが悪い年であれば公募割れしそうな銘柄ですが、2013年の連勝記録を止めないように努力するでしょう。 |
上場市場 |
東証2部 |
市場吸収金額 |
市場吸収金額は約11.7億円(想定価格ベースOA分含む)、超小型ではないが2013年のIPO相場の強さから問題ないサイズでしょう。 |
調達資金使途 |
差引手取概算額933,055千円については、62,500千円を各種業務システムの修繕及び災害時のシステム復旧体制の整備等の設備資金(平成26年6月期に24,500千円、平成27年6月期に14,000千円、平成28年6月期以降に24,000千円)に充当し、残額は当社の連結子会社3社(株式会社エコネコル、株式会社クロダリサイクル、株式会社しんえこ)における設備投資資金のための投融資に充当する予定。 |
時価総額 |
想定発行価格(=630円)で計算される時価総額(発行済み株数6,222,000株)は39億1986万円になります。 |
割安or割高 |
2014年6月期の単独予想EPSは101.76円、想定価格630円で算出されるPERは約6.19倍です。仮条件の上限700円で計算してもPERは6.88倍なので、野村證券が割安に公募価格を設定していることが分かります。 |
ブックビルディング |
- |
ベンチャーキャピタル |
株主にベンチャーキャピタルの名前はなく、上場がゴールというタイプではありません。 |
ロックアップ |
90日間及び公募価格の1.5倍でロックアップ解除 |
ストックオプション |
未行使のストック・オプションの数は多くはありませんが、行使価格が1円のストックオプションが36万3990株あります。2009年6月に1円で35万4000株発行され、行使期間は2010年5月〜2029年6月になっているので、上場直後から行使される可能性があります。2011年6月に発行された8万1600株の権利行使価格は1133円ですから、公募価格から考えれば特に問題はないでしょう。 |
事業 |
金属や鉄スクラップ、非鉄(銅、アルミニウム、ステンレス等)、プラスチック等の資源リサイクル。リサイクル資源の仕入れ、販売。 |
同業種との比較(PER) |
タケエイ(14倍) FUJIKOH(10倍) クロタニ(10倍) 松田産業(9倍) 東京鉄鋼(12倍) フルヤ金属(10倍) |
会社の業績 |
売上に大きな変化はありませんが、リサイクル事業は市況の影響を受けやすく、2011年6月期は赤字になっています。鉄スクラップ、非鉄の市場価格が上昇すれば利益率が大幅に改善しますが、価格が下落すれば利益率が下がるので業績は不安定なタイプです。 |
成長性 |
鉄スクラップ、非鉄、プラスチック等のリサイクル事業は中国などのアジア新興国の成長に比例しますので、本格的な経済成長期に入る新興国の資源需要の増加に伴って成長していくでしょう。資源価格が下落している時は苦しいですが、北京オリンピック前の中国のような資源不足になれば業績は杞憂拡大します。日本も東京オリンピック、カジノ特区の建設により資源需要が増加するでしょう。 |
環境 |
9月のIPOは3件なので問題はないが、オープンハウスの市場吸収金額は約150億円と大型です。オープンハウスの値動きが小さいと資金回転が悪くなる可能性があり、投資資金が流れてこなくなることも考えられます。 |
知名度 |
業界の知名度は高いと思いますが、投資家の知名度は高くないでしょう。 |
【みなさんの初値予想 (メルマガ読者の意見)】
力也 |
1200円 |
IPO後に機関投資家の買いが入るタイプなので、公募割れは心配ないのではないでしょうか。ブログ等で公募割れを心配する人を見かけますが、1円で発行されたストックオプションが全て初日の寄付きで行使することは考えられません。主幹事の野村も幹事案件から公募割れは出したくないでしょうから、顧客に売りまくるでしょう。 |
みつ |
1500円 |
ベンチャーキャピタルが大株主にいないので、ロックアップが解除されるまでは簡単には売ってこないでしょう。野村も公募割れさせたくないのか弱気すぎる価格設定なので、1500円くらいは超えてくるのではないでしょうか。今年のIPOは昔のように業績や成長性は関係なく、IPOなら何でも参加するという状態ですから、セカンダリーには積極的に参加する予定。 |
れん |
2000円 |
東証2部の案件なので、2012年まではパスしていましたが、2013年にIPOした東証2部のファルテック、アサンテ、サンヨーホームズの3社は全て公募価格を上回り、サンヨーホームズは公募価格を78.57%も上回る初値を付けています。エンビプロ・ホールディングスは、資源リサイクルなので北京オリンピック開催時に銅線が盗まれる事件が多発しましたが、東京オリンピック開催決定で資源の需要が急増することを考えれば、予想以上に出世する可能性はないでしょうか。ニューヨークの金先物価格も上昇しているので、上場は絶好のタイミングではないでしょうか。2013年のIPOの流れなら、2000円ぐらいの初値も可能な相場ではないでしょうか。 |
でかる |
900円 |
前評判が悪いようですが、ベンチャーキャピタルからの出資は無く、ストックオプションの権利行使を吸収できれば公募割れはないでしょう。野村證券も公募割れはないと自信を持ってゴーサインを出していると思うので、1000円超えも可能ではないか。 |
茶香 |
1000円 |
行使価格1円のストックオプションが36万株もありますが、総発行株数から考えれば数パーセントです。ベンチャーキャピタルの保有がゼロですし、大株主や関係者が持っているので公募割れさせるようなことはしないでしょう。今年のIPOの強さは本物、野村が連勝記録をストップさせることは意地でもないでしょう。 |
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