　　　　　　エイチ・アイ・エスはオリンピック、格安航空会社(LCC)により過去最高益(営業利益)
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エイチ・アイ・エスはオリンピック、格安航空会社(LCC)により過去最高益(営業利益)更新、配当も増配

東日本大震災の発生による福島第一原発事故によって、放射能漏れの被害が拡大、余震の可能性があることや津波、汚染による二次被害の危険性から日本を訪問する外国人観光客が激減していましたが、日本国内から海外旅行に出かける人は近年では最高を記録していました。戦後最高値を記録する円高により、海外旅行への割安感があり韓国や台湾、中国などアジア新興国を中心にパッケージ旅行や航空券が関係者の予想以上に売れました。世界的に流通しているアジア通貨が円しかないということから円が必要以上に買われる状況も収束すると考えられていましたが、欧州の金融不安が続いていることから円高は２０１２年に入っても続いています。

政府による為替市場への介入などもあり、円高が円安へとトレンド転換すると思われましたが、ギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペインなどの欧州・ユーロ圏の金融不安が再び円高の要因になっており、年内には昨年記録した史上最高値を再度、更新する可能性もあります。「ヤカラ」と呼ばれる投機筋が為替オプションを強引に買い上げることにより円高となってしまうのか注目ですが、円高による恩恵が大きい旅行業界は海外旅行商品が売れに売れており、リーマン・ショックやギリシャ危機などの影響によって売上げが落ち込んでいましたが、旅行関連の企業業績が急回復しています。LCC(格安航空会社)の本格参入、ロンドンオリンピック開催などもあり、海外旅行需要が更に増加するでしょう。

昨年から大物仕手筋の加藤あきら氏が般若の会を結成して株式市場に復活、機関投資家やヘッジファンドのディーラーやファンドマネジャーが夏休みに入る時期を狙って仕手相場・マネーゲームが展開すると思いますが、ある証券会社が投資判断を引き上げている「エイチ・アイ・エス」に短期資金が流入する可能性があるのではないでしょうか。2012年10月期の連結営業利益は上振れが予想され、エイチ・アイ・エスの目標株価を引き上げるなどの動きが見られています。投資レポートを出す前に仕込んでおき、目標株価を引き上げるという流れなのでしょうか？格安航空会社（LCC）のピーチがH.I.Sに航空券の提供を開始、上場廃止となった「JAL」が９月に再上場するなど航空業界には株価材料が豊富です。

エイチ・アイ・エスの株価は年初来高値を更新、出来高も増加しており、夏場の仕手戦に向けて静かに玉仕込みしてみたい状況にあります。信用倍率は0.8倍と好取組みとなっており、出来高急増と伴に空売りが増加してくるでしょうから、売り方の踏み上げを狙う相場へと発展しないか。ロンドンオリンピック関連銘柄として、投資関連のサイトなどでもピックアップされていることから今後も注目度が増すでしょうし、スマートフォン向けの宿泊予約サイトなどを本格展開して新規の会員獲得に注力しています。賛否だったハウステンボスも増益寄与、お金を持っているシニア層の囲い込みにも積極的、増配の可能性もありますし、過去最高益を更新してしまうのでしょうか。HISは国内旅行関連銘柄、ロンドンオリンピック関連銘柄です。

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