企業名 |
カイノス |
証券コード |
4556 |
本社住所 |
東京都文京区本郷2-38-18 |
郵便番号・電話番号 |
〒113-0033 TEL03-3816-4123 |
上場市場 |
JASDAQ |
売買単位 |
100株 |
資本金 |
831(百万円) |
株主持分 |
2,776(百万円) |
総資産 |
6,012(百万円) |
有利子負債 |
1,768(百万円) |
利益剰余金 |
1,100(百万円) |
従業員数 |
166人 |
時価総額 |
12億円 |
会社設立 |
1975年5月 |
株式上場(IPO) |
1995年12月 |
決算期 |
3月 |
業種セクター |
医薬品 |
監査法人 |
新日本 |
配当(配当利回り) |
- |
株主優待 |
- |
大株主(筆頭株主) |
杉山茂 日立化成工業 旭化成ファーマ 自社従業員持株会 みずほ銀行 自社(自己株口) 中村利通 りそな銀行 稲熊章男 日本化薬 |
連結子会社 |
- |
平均給与・年収ランキング |
490万円 (平成23年 有価証券報告書) |
備考 |
iPS細胞の研究により山中伸弥京都大教授がノーベル賞を受賞したこにより株式市場は「ご祝儀相場」、「バイオベンチャー祭り」となっており、タカラバイオやコスモバイオなどiPS細胞関連銘柄に大量の短期資金が流入、出来高を伴って大幅高になっています。赤字続きで債務超過となっている企業が多いバイオベンチャーですが、短期資金がバイオ関連株を循環物色する流れに個人投資家リスクマネーも参戦していることからバイオ関連株は長い相場になることが予想されています。年末の仕手相場の中心がバイオベンチャー株になるのではないかと考えられることから、iPS細胞関連事業を展開している銘柄よりは、短期資金による「思惑的な買い」が入っているタイプに注意したい。短期資金による買いが観測されているのは、臨床検査薬の中堅メーカーで免疫血清学的検査用試薬などを開発している「カイノス(4556)」です。カイノスは臨床検査薬の開発がメイン事業ですから、iPS細胞の研究との関連性が高い企業ではありませんし、仮にiPS細胞関連の研究・開発を行っても業績に寄与するまでには相当な時間が必要になります。カイノスを含めバイオベンチャーが次々に急騰していますが、短期のマネーゲームと割り切らなれば嵌め込まれる可能性があります。
10月1日のカイノスの終値が239円ですから、400円台突入により倍増から500円台も考えられる状況、空売りができない銘柄ですから「買いの一方通行」のみとなり極端な値動きをするタイプです。直近の売買動向からホルダーの平均取得株価は300円台、仮に株価が下落してもナンピン買いが大量に出るのではないか、浮動株比率が45%と高い銘柄ですが時価総額は20億円以下という小型株ですから、個人投資家の投資資金でも十分に買い支えが可能です。研究費に多額の投資を必要とする企業ではないことから業績は黒字ですし、PERやPBRなどのテクニカル的にも割安水準にある銘柄です。浮動株比率の高い銘柄ですが、日経平均株価やJASDAQ指数との相関性が低く、売り枯れによりレンジ相場が続き、株価急騰前の一日の売買代金が100万円以下という典型的な安値放置銘柄でした。適正な株価を判断することが難しいバイオベンチャーだけに、将来性やノーベル賞受賞のニューズが株価材料となり株価が激しく動くのがこれまでの特徴でしたが、山中伸弥京都大教授がノーベル賞を受賞したこにより世界の投資家が日本のバイオベンチャーに注目しており、海外のヘッジファンドが新規の買いを入れる時期が近づき期待が高まっています。
※iPS細胞等の「万能細胞」の研究に関しては、アメリカのオバマ大統領も国家をあげて取り組んでいるプロジェクトですから、山中伸弥教授のノーベル賞受賞は海外の投資家には非常にインパクトがあります。また、山中伸弥教授はオバマ大統領の就任式にも招待されていました。(2012/10) |
関連銘柄 |
バイオベンチャー関連銘柄
iPS細胞関連銘柄 |
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