主幹事証券 |
みずほ証券、昨年は2社の主幹事を務め、2社とも初値が公募価格を上回りました。2013年は今回が初めてですが、IPO市場の強さから問題はないでしょう。 |
上場市場 |
ジャスダックスタンダード |
市場吸収金額 |
吸収金額は約12.2億円(想定価格ベースOA分含む)、不動産事業を展開している企業としては大きくありません。IPOが集中する時期ですが、このサイズであれば問題ないでしょう。 |
調達資金使途 |
手取概算額676,900千円及び第三者割当増資の手取概算額上限146,349千円の合計手取概算額上限823,249千円については、賃貸用不動産の取得資金の一部として平成26年3月期中に200,000千円、平成27年3月期中に400,000千円を充当し、中古住宅再生事業における販売用不動産の仕入資金の一部として平成26年3月期中に223,249千円を充当。 |
時価総額 |
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割安or割高 |
2014年3月期の単独予想EPSは343.37円、想定価格3,030円から算出される予想PERは約8.82倍。2013年のIPO相場の強さから考えれば割安感があります。 |
ブックビルディング |
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ベンチャーキャピタル |
信金キャピタル二号投資事業有限責任組合やジャフコV2共有投資事業有限責任組合などのベンチャーキャピタルが大株主になっていますし、ロックアップの対象になっていないので上場後から売り込まれる可能性があります。 |
ロックアップ |
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ストックオプション |
ストックオプションの未行使残高は78000株と多くはありませんが、IPO後から行使可能です。2007年3月に78000株発行され、行使価格は900円に設定、それほど大きな売り圧力にはならないでしょう。 |
事業 |
不動産競売市場や一般の中古住宅流通市場から仕入れた中古住宅(中古マンション・中古戸建)をリフォームすることで住宅としての価値を高める「中古住宅再生事業」がメイン事業。不動産賃貸、リフォーム工事請負等の不動産関連事業も展開しています。 |
同業種との比較(PER) |
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会社の業績・成長性 |
2013年3月期は売上の伸びは大きくないが、営業利益と経常利益は大幅に上昇しています。2014年3月期の業績予想も売上と利益が増加すると予想され、特に利益は倍増が予想されているだけに、中古市場がアベノミクス効果により活況になっていることが分かります。安部政権による金融緩和が続く限り、不動産市場に投資資金が流れる展開が続きますから、成長が続きそうです。 |
環境 |
12月18日に4社、12月19日に3社が上場します。今年のIPOの強さは本物ですが、外部環境が悪化した場合は公募割れする可能性もあるでしょう。昨年も集中日にパンチ工業(東証2部)が公募割れしていますので、IPOが負けなしですが注意が必要です。 |
知名度 |
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