※RSIとvolatilityに関しては、直近の3ヶ月日足で算出しています。
創薬ベンチャー・バイオベンチャー関連企業のIPOは上場してから、株価が急騰するケースが多く、個人投資家やデイトレーダーのマネーゲームの場となり、IPO企業の業績や成長性などは関係なしの相場になることから、創薬ベンチャーのIPOは注目されます。IPOが承認された「シンバイオ製薬」は、これまでの創薬ベンチャー・バイオベンチャー企業とは違い、海外で高い治療実績を上げている抗がん剤の「ベンダムスチン」日本で発売しており、これまでの期待感から買われる創薬ベンチャー株とは違い、投資家には安心感があります。社長の吉田文紀氏は、アメリカの創薬ベンチャー企業のアムジェンの副社長を務めていた経験もあり、国内だけでなく海外展開への期待も出てきます。
シンバイオ製薬の公開株数の合計は、5,100,000株、売り出し株は0株となっていますが、オーバーアロットメントによる売出し765,000株を行う場合もあります。大株主へのロックアップは上場180日経過した場合、シンバイオ製薬の株価が公開価格の1・5倍以上になった場合にロックアップが解除されます。シンバイオ製薬の市場からの資金吸収額は30億円程度ですから、規模は大きくはなく、最低の売買単位から5万円程度から買えますので、個人投資家の短期の値幅取りの動きも活発化するでしょう。800円ぐらいから大株主の売りが警戒されますが、株式市場が本格的に回復するまでは簡単には売らないと考えています。
ロックアップが解除される800円超えから、大口の買いにより株価急騰、1000円を超えてから、本格的なマネーゲームが始まるのではないでしょうか。1000円台では、簡単に嵌め込まれそうですから、急騰時の高値掴みは警戒が必要です。高値からの振るい落としもあるでしょうから、ロックアップ解除された株価が底値になるでしょうから、その株価で玉集めをして、高値での売り抜け・利益確定を狙っていきましょう。年末相場では、昨年のような中国政府系ファンドであるSSBT・OD05・オムニバスアカウントトリーティ
、香港やアメリカのヘッジファンドの買いが期待できることから、年末の仕手相場でも活躍しそうな企業です。
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