※RSIとvolatilityに関しては、直近の3ヶ月日足で算出しています。
欧州中央銀行が10月の理事会で主要政策金利を大幅に引き下げるのではないかという観測もあり、ECBの追加支援策への期待感というか、金融市場は追加の支援対策を求めています。ギリシャのベニゼロス財務相が債務不履行(デフォルト)の可能性に対する発言をしたように、不安定な欧州の金融市場を反映して、ユーロは安値を更新しています。アメリカ、ヨーロッパ市場の動きに連動するような値動きになっている日本のメガバンク、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」、「みずほフィナンシャルグループ」、「三井住友フィナンシャルグループ」は欧州の金融関連株が上昇すれば株価が上昇、欧州の金融株が下がれば株価が下落するという分かりやすい展開になっています。日経平均株価が下落してる状況では、外国人投資家の保有比率が高く、日経平均株価へのインパクトが強いメガバンクも売られてしまうのは当然でしょう。日経平均株価との連動性が高いことから、日経平均株価のリバウンドを狙って、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」などのメガバンクを買って、塩漬けしている個人投資家が増加しているようですから、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」、「みずほフィナンシャルグループ」の掲示板が賑わっています。これからヘッジファンドの決算期などもあり、外国人投資家の売りが警戒されますが、東日本大震災からヘッジファンドは売っているという意見もあり、年末に向けて日経平均株価が上昇するパターンとなれば、信用の売り方を踏み上げる相場展開になることが予想されます。どのタイミングかは分かりませんが、売り方を踏み上げる場面はありますから、そのタイミングは逃がしたくありません。
スイングトレーダーが多いと思われている「三菱UFJフィナンシャル・グループ」ですが、売買が活発であり、投資資金の回転効率が高いことから、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」でデイトレードをしている個人投資家も多くいます。日経平均株価との連動性が高いことから、日経平均が安値更新する動きに合わせて下落していましたが、安値では大口投資家によりオーダーも確認されており、短期的なリバウンド相場に投資家の投資資金が集まりそうな状況です。「三菱UFJフィナンシャル・グループ」直近の安値が322円、この株価が下値ラインと考えてますから、322円を割り込むようであれば買い増しをしようと考えています。メガバンクでも資本規制の問題に対して、大型増資を2回行ったことによって財務体制を強化、モルガン・スタンレーの持分法適用会社化などもあり海外でのファイナンス事業の拡大に期待されます。東日本大震災による原発事故の問題で東京電力に対しての賠償問題がありましたが、原子力賠償支援機構法の成立でどうなるのか?同社にも負担が発生するという懸念もあることから、東京電力の賠償問題には注意しておきたい。アメリカの感謝祭から株価が上昇するというパターンが見られていることから、10月は仕込みのタイミングと個人的には考えており、日経平均との連動性の高い銘柄は買い増しの戦略です。日経平均株価採用銘柄で含み損、塩漬けのホルダーも日経平均が1万円超えの展開なら、大勝でしょう。売り煽りや振るい落しに負けないで下さい。
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