ヤマシンフィルタ(6240)のIPO初値予想!


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【ヤマシンフィルタのIPO基本情報】





上場予定日 2014/10/08 (水)
仮条件決定日 2014/09/17 (水)
ブックビルディング期間 2014/09/19 (金) 〜 2014/09/26 (金)
公募価格決定 2014/09/29 (月)
購入申込期間 2014/09/30 (火) 〜 2014/10/03 (金)



公開株数合計 510,000株
公募株数 300,000株
売出株数 210,000株
オーバーアロットメント 76,500株
発行済株数 1,996,500株
売買単位 100株
想定価格 2,700円
仮条件価格 2,700-2,800円



主幹事証券 野村證券 423,300株 83.00% 380枚
幹事証券 SMBC日興証券 25,500株 5.00% 25枚
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 25,500株 5.00% 27枚
大和証券 10,200株 2.00% 14枚
いちよし証券 10,200株 2.00% 14枚
SBI証券 5,100株 1.00% 22枚
岡三証券 5,100株 1.00% 5枚
SMBCフレンド証券 5,100株 1.00% 5枚



やまびこホールディングス 50.21% 90日間・1.5倍
山崎敦彦 11.88% 90日間・1.5倍
山崎敬明 7.50% 90日間・1.5倍
山崎裕明 7.50% 90日間・1.5倍
NIFSMBC−V2006S3投資事業有限責任組合 4.73% 90日間・1.5倍
三井住友銀行 2.95% 90日間・1.5倍
三菱UFJキャピタル2号投資事業有限責任組合 2.12% 90日間・1.5倍
山崎一彦 1.90% 90日間・1.5倍
NIFSMBC-V2006S1投資事業有限責任組合 1.64%
野村證券 1.47% 90日間・1.5倍





1 3連敗している東証2部へIPOするヤマシンフィルタ、最悪のタイミング?

10月8日に東証2部にIPOする「ヤマシンフィルタ」は、フィルタ製品の研究開発や製造、販売を行っている企業です。ジェネレーションパス、リボミック、ホットランド、FFRIと東証マザーズへのIPOが続いており、工業系の東証2部だけに人気は低そう。今年は、これまで4社が東証2部に上場していますが、
日本BS放送が公募価格を6.59%上回っただけで、丸和運輸機関とOATアグリオ、日本ビューホテルは初値が公募価格を下回っています


ヤマシンフィルタもソーシャルゲームやバイオベンチャーのような人気業種ではなく、投資家には事業内容が理解しづらい。FFRIのIPOから間隔は開きますが、投資資金は直前にIPOしたリボミックやホットランド、FFRIなどのセカンダリーへ集中する可能性もIPO市場は活況ですが、翌日に「すかいらーく」、10月16日には「リクルートホールディングス」と大型IPOが続くのもマイナス材料です



2 ベンチャーキャピタルにはロックアップ、未行使のストックオプションはゼロ

市場吸収金額は約15.8億円(想定価格ベースOA分含む)とサイズ的には大きくない。
2015年3月期の連結予想EPSは288.64円、想定価格2,700円から算出される予想PERは約9.35倍なので割安と言えます野村證券が主幹事ですが、同社が主幹事を務めた「日本BS放送」だけが東証2部で公募割れしていない。ヤマシンフィルタも公募価格を低く設定して、公募割れを避けようとしていると思われます。


大株主のベンチャーキャピタルは、NIFSMBC−V2006S3投資事業有限責任組合、三菱UFJキャピタル2号投資事業有限責任組合、NIFSMBC-V2006S1投資事業有限責任組合になりますが、合計の保有比率は8.49%とそれほど多くはない。NIFSMBC-V2006S1投資事業有限責任組合はロックアップが設定されていないが、残りのベンチャーキャピタルには90日間、公募価格の1.5倍で解除されるロックアップが設定されている
未行使のストックオプションもなく、売り圧力はありません。公募売出の比率は3:2で公募が多く、IPOが出口戦略ではないところは評価されそう。






3 初値は3000〜3500円?公募割れしなければ成功と言えるでしょう

東証マザーズへのIPOが続いたことや、翌日に「すかいらーく」、10月16日に「リクルートホールディングス」のIPOを控えているだけに、ヤマシンフィルタはタイミングがいいとは言えない。主幹事が野村證券で公募価格が低く設定されていること、IPO時の売り圧力が少ないことは評価できるが、人気になるとは思えない。吸収金額も15.8億円なので問題ないが、公募価格を大きく上回る初値は期待できない。
公募価格が仮条件の上限となる2800円と想定すれば、初値は3000円〜3500円で決定するのではないでしょうか。ヤマシンフィルタが公募割れしなければ、これから続くIPOも成功しそうです。









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