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大量の退場者を出したオルトプラス!再び短期資金の参戦! |
個人投資家の保有比率が高い銘柄ですから、ネクステージのIPOに伴う換金売りなどの発生によって株価が急落していた「オルトプラス」に再び買いが入っています。オルトプラスは、5月に入ってからガンホーオンラインを利益確定した投機筋や短期筋の投資資金が流入したことによって、4000円台から16570円(5/15)まで短期急騰していました。
ガンホーオンライン等のソーシャルゲームやバイオベンチャー株を利確した短期の値幅取りの資金によって仕手株化していたので、本尊の売り抜けにより株価急騰後から短期で急騰前の4000円台を割り込む激しい展開でした。アベノミクス相場から参戦して、ガンホーオンラインで利益を出していた投資家もオルトプラスをナンピンして損失を拡大させて退場しているようですから、高値掴みをして振るい落された人が続出した銘柄です。
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【再始動】利確していた短期資金も戻っています |
オルトプラスの相場に参戦した投資家の多くが6000円以上で買っているので、利益確定のタイミングを逃した投資家は空売りができない銘柄ですから、ロスカットするかナンピンをするかしかなく、短期的には必ずリバウンドすると読んでいた投資家はナンピンをしていました。
しかし、日経平均株価の急落により担保にしていた株の株価が下落したことによって、追証が発生してしまい強制決済に追い込まれています。株価が急落した銘柄は高値掴みされたシコリ玉が上値を押さえこむ要因になりますが、オルトプラスのように急落している銘柄の場合はシコリ玉が整理されており、夏場の仕手相場にどれだけ動いてくるのか注目です。
浮動株29.5%もあり、資金回転の良さからマネーゲームへ
空売りができない銘柄は激しい値動きになりやすく、オルトプラスも空売りの買戻しがないので、売りの連鎖反応によりパニック売りに発展しています。今回の株価急騰によりオルトプラスは激しい値動きをする仕手株というイメージが強く植え付けられているので、これからも人気銘柄としてマネーゲーム化しやすく、ファンドマネジャーやディーラーが夏休みに入るタイミングから動いてくる可能性があります。
前回の急騰時よりも出来高が増加していますが、株価は急騰しないように慎重に仕込まれているような値動きになっていますし、今年の3月にIPOしている企業としては浮動株が29.5%と多く、資金回転の良さから参加者が増加して再びマネーゲームに発展しそうです。
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