オリンパス(7733)株価急落も逆日歩で仕手株化?特定資金や短期資金,個人リスクマネー参入!
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株価 1,417 -138 (-8.87%) |
18日の東京証券取引所、東証1部の売買代金は、8384億6700万円と低水準となり連日で今年最低の売買代金を記録しています。この売買が低迷する状況でマイケル・ウッドフォード氏の解任が発表された「オリンパス」の売買代金が1132億5600万円と東証1部売買代金の13.5%を占めており、マイケル・ウッドフォード氏がオリンパスの買収案件の支払い問題に関して、英重大不正捜査局(SFO)当局者との接触したとの報道からオリンパス・ファイナンスUKからケイマン諸島の企業に支払われた巨額資金についての問題がどのように進展して行くのか注目されています。堅調に推移していたオリンパスの株価は社長の解任問題から急落、ゴールドマン・サックス証券の投資判断引き上げ、逆日歩の発生により信用売り方が踏み上げられ、信用売りの買戻しが急増していただけに、この株価急落により売り方は息を吹き返しています。
高値を狙っていた売り方は相当利益が乗っており、一部は利益確定させていますが、更なる安値を狙って売り込んでくる可能性があります。機関投資家やヘッジファンドの保有比率が高く、外国人投資家が得意とする意味不明な投売りが見られる可能性もあります。オリンパスはデジタルカメラというイメージが強い企業ですが、医療用の内視鏡で世界シェアを獲得している企業です。株式市場の投資資金が集中している銘柄に短期資金、仕手筋系の投資資金、個人投資家のリスクマネーも参入して、全員参加型の相場展開となる可能性のあるオリンパス、株不足から高額逆日歩、売り方を踏み上げる短期の仕手相場はないだろうか?数年前に新日本製鐵が仕手株化して、東証1部の売買代金のほとんどが新日鉄という時がありましたが、オリンパスも激しいマネーゲームへと発展しそうな感じになっています。
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