企業名 |
戸田工業 |
証券コード |
4100 |
本社住所 |
広島県大竹市明治新開1-4 |
上場市場 |
東証1部 |
売買単位 |
100株 |
資本金 |
-(百万円) |
自己資本 |
-(百万円) |
総資産 |
-(百万円) |
有利子負債 |
-(百万円) |
利益剰余金 |
-(百万円) |
従業員数 |
-人 |
時価総額 |
-億円 |
会社設立 |
1933年11月 |
株式上場(IPO) |
1963年2月 |
決算期 |
3
月 |
業種セクター |
化学 |
監査法人 |
あずさ |
配当(配当利回り) |
- |
株主優待 |
- |
大株主(筆頭株主) |
戸田俊行 自社(自己株口) 日本トラスティ信託口 広島銀行 日本トラスティ信託口(TDK) 日本マスター信託口 中国銀行 高橋由紀子 戸田ホールディングス 明治安田生命保険 |
取締役 |
戸田俊行 高橋精一 久保田正 横馬場清美 井本浩嗣 井上善雄 三島啓男 大本宜司 高野幹夫 |
連結子会社 |
- |
備考 |
- |
コメント |
尖閣諸島問題が原因となり、中国からのレアアース(希土類)の輸出が制限されたことが日本企業に大きな影響を与えていましたが、「戸田工業」がレアアース不使用の磁石新材料を13年末から量産化すると発表したことが注目されています。中国は世界1位のレアアース生産国、日本との関係悪化が問題になっていただけに、日本のメーカーは脱中国を目指していましたし、レアアースの価格高騰も自動車や電機機器、パソコン、携帯端末等を製造する日本メーカーの利益を圧迫していました。日本を代表する自動車メーカーの「トヨタ自動車」や「日産自動車」などは、ハイブリットカー等のエコカー生産に力を入れており、戸田工業が製造を開始する磁石新材料はHVなどの高効率のモーター用磁石での活用を想定していますから、原油価格の値上がりや環境問題から世界的に排ガス規制が強化されていることでエコカー需要が急増している日本メーカー、海外メーカーからの注文が増加すると期待されます。2013年3月期の業績予想を下方修正しましたが、新規の大口買いから大きく変わってくるでしょう。
1月27日に戸田工業は年初来高値となる729円を付けましたが、その後の株価は下落基調が続き、11月13日には年初来安値となる214円まで売り込まれ、年初来高値からの下落率は71%と売られ過ぎが顕著になっていました。高値の売り崩しを狙った空売りは1月に急増したことで1月27日の信用倍率は1.53倍と好倍率でしたが、下落基調から空売りの買戻しが進み、11月22日は9.44倍まで信用倍率が上昇していました。年初来安値更新ですから、新規の空売りは危険ですし、買い方の売りも枯れていました。11月7日に戸田工業が発表した2013年3月期の通期業績予想は、前回の売上高、営業利益、経常利益、純利益の全てにおいて下方修正され、営業利益は18億9000万円の黒字から3億5000万円の赤字修正されています。「レアアース不使用の磁石新材料を量産化」を株価材料に機関投資家や海外のヘッジファンド、短期資金が流入したことで短期の仕手株化が期待でき、空売りが返済され安値放置ですから信用規制の不安も少なく、空売りを誘い入れながら踏み上げていく展開になるでしょうか。(編集部) |
関連銘柄 |
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