横浜DeNAベイスターズ誕生!春田真会長,守安功社長のM&Aを駆使した成長戦略に期待したい!
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ディー・エヌ・エー(DeNA2432)は横浜ベイスターズを総額95億円で買収することになり、東京放送ホールディングス(9401) などから横浜ベイスターズの株式66.92%を65億円で取得、日本プロフェッショナル野球組織(NPB)への保証金等として30億円を支払うことになりました。モバゲーというサイト名が入った球団名ではありませんが、「横浜DeNAベイスターズ」として、ディー・エヌ・エーがプロ野球に参入します。前社長の南場智子氏から春田真会長、守安功社長という新体制がスタートしたディー・エヌ・エー、ディー・エヌ・エーの知名度が急速にアップすることは確実であり、楽天がディー・エヌ・エーの参入に反対していたと報道されていますが、インターネット関連企業がプロ野球球団を保有するのは、ソフトバンク、楽天についで3社目となり、リーマンショックや東日本大震災などにより日本経済が苦しい状況の中でインターネット市場が拡大を続けていることが分かります。
韓国系オンラインゲーム大手のネクソンが東証1部への上場承認が近いと観測されており、アメリカでもソーシャルゲームやSNS関連企業がIPOするなど、世界的にゲーム市場が急拡大、ゲーム関連の企業に投資する投資信託などの金融商品の開発も進んでおり、海外の機関投資家やヘッジファンドもディー・エヌ・エーの今後の成長に注目しているでしょう。ディー・エヌ・エーの株価はプロ野球への参入がテレビなどのマスコミで報道されるにつれて、横浜ベイスターズが赤字体質であることが懸念材料となり、1部の売りから含み損を抱えてしまった投資家からの売りが加速するという売りの連鎖となって株価は下落していますが、この株価下落を吸収する買いも入っており、期間投資家やヘッジファンドなどの大口投資家が玉集めをしているのではないかと思います。
ディー・エヌ・エーの成長性から考えれば、広告宣伝費と考えられますし、ソーシャルゲーム事業から金融事業やeコマース事業などへの本格参入などの期待もあります。海外企業のM&Aなどにより、世界的な事業拡大を目指しているディー・エヌ・エー、この株価下落は安値で仕込みたい投資家の振るい落としなとのでしょうか?株価下落時に出来高、売買代金が急増していますから、テクニカル的にも相場が反転のシグナルが発生しています。ライバルのグリーとディー・エヌ・エーの今後の成長性はどうでしょうか。ソーシャルゲーム、SNS事業も成長が頭打ちという段階になった時に備えて、事業ドメインを増やしておかなければなりませんから、ディー・エヌ・エーの他事業への参入が本格化するのでは予想しています。ソーシャル:ゲーム戦国時代となり、他の新興企業(KLab)も斬新なサービスで参入してくるでしょうから、ソーシャルゲーム関連企業は積極的な成長戦略が必要になるでしょう。
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