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オルトプラスとenishに同じ投機筋が参戦との観測もあります |
夏季限定の仕手相場で狙っている銘柄にリストしている「enish」が出来高を伴って上昇しています。同じソーシャルゲーム関連株のオルトプラスと同様にガンホーオンラインを利益確定した投資資金が流入しているとの観測がある銘柄で、株価の値動きも見ても似た値動きになっています。
業績や成長性に関係なく、ガンホーなどを利益確定した資金によって株価が吊り上り、値動きの良さにつられた個人投資家が高値掴みさせられています。オルトプラスとenishを同時に手掛けた投資家の多くが利益確定・ロスカットのタイミングを逃して追証・強制決済という苦しい状況になっていました。
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ヘッジファンドの決算が9月から本格的に始まることも好材料 |
enishの年初来安値は2月15日に付けた1841円ですが、投機筋や短期資金、提灯筋の介入によって、5月15日には10800円の年初来高値を付けています。オルトプラスも5月15日に年初来高値を付けているので、両社を買っていた投資家は同じようなタイミングでポジションを解消しており、オルトプラスとenish伴に出来高を伴って株価が上昇しています。
株式分割後から動き出してくると期待されていたガンホーオンラインが動かない状況で、値動きの軽いenishに投資資金が流れてくるのは当然の展開ではないでしょうか。日経平均株価が停滞状態ですし、ヘッジファンドの決算が9月から本格的に始まることから積極的にポジションを取ってこないのも人気化する要因になりそうです。
空売りが無いので、買いの一方通行になり急騰するか?
enishの筆頭株主はグリーですが、GREEとの優先の業務提携は4月に解消されているので、同社が開発するゲームの提供先が拡大することになります。ガンホーオンラインやコロブラなど、プラットフォームを持たないソーシャルゲーム・ソーシャルアプリ開発企業が機関投資家から評価されていますし、評価が下がっているグリーとの優先的な提携解消は好材料です。
過去最高益を更新していますし配当も実施していますから、投資信託などのファンドによる需要買いも増えてくるでしょう。enishは空売りができない銘柄ですし、浮動株は35.4%もあるので資金回転の良さからも激しい値動きになりやすく、オルトプラスと同じように再び仕手株化するのか注目です。
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