企業名 |
飛島建設 |
信用倍率 |
6.12 |
浮動株比率 |
33.3.% |
信用買残 |
21,769,000 |
信用売残 |
3,557,500 |
※RSIとvolatilityに関しては、直近の3ヶ月日足で算出しています。
日経平均株価は8000円台と低迷、ヨーロッパ・アメリカの金融市場に新規の経済対策を督促するような相場展開、国内外の機関投資家が積極的に買い進める相場状況でないことから、日経平均株価指数に採用されているメジャー銘柄ではなく、低位の仕手株相場が続いています。個人投資家も100円以下のボロ株となっている銘柄に積極的に参戦する動きが目立っています。低位の仕手株・ボロ株相場で建設セクターの動きに注目しています。東日本大震災の復興に向けた復旧工事が本格的にスタート、東日本大震災の被災地域の復旧工事、津波対策、水害対策の建設工事の恩恵が建設セクター企業の業績に与える影響が気になりますが、建設セクター株は低位の仕手株という言葉がピッタリな株価の動きをするタイプが多く、今後の値動きに投資家も期待しているでしょう。リーマンショックから日本市場が回復した時も建設セクターの株価が上昇したこともあり、日経平均株価の急落からのリバウンド相場では、建設セクターで短期の値幅取りという投資戦略が有効と考えています。東日本大震災から6ヵ月が経過していることで、信用期日到来銘柄を中心に信用売残の返済が完了しており、日経平均株価の動きからも新規の売り込みを仕掛けるのは警戒が必要であり、アメリカの感謝祭からスタートするクリスマス商戦、この時期から決算を通過したヘッジファンドの買いがスタートすることが予想され、年末恒例とも言える仕手株相場で大儲けを狙う投資家も多いと思います。
低位の建設セクター株で仕手株化が期待されるのが「飛島建設」ではないでしょうか。飛島建設の株価は東日本大震災の発生から、震災復興需要の期待ということで、100円台前半から200円以上と短期で株価は倍増していました。その後は、利益確定と欧州・欧米の金融不安や戦後最高の円高もあり、日経平均株価の下落に伴い売り優勢の展開が続いていたことで、飛島建設の株価も下落が続き、ついに株価が100円を割り込んでしまいしまた。東日本大震災後の株価急騰時に高値掴みをしていた投資家が評価損に耐えられなくなり、日経平均株価が年初来の安値を更新した時期から、個人投資家が高値掴みをしていた銘柄を中心に追証、強制決済が急増していました。阪神淡路大震災時に日経先物オプションで大勝負して、ベアリングス銀行を破綻させたニックリーソンのような失敗をしてしまった投資家も多かったのでしょう。セリングクライマックスと証券アナリストはコメントしていますが、需給面からも含み損、塩漬け株のシコリ玉が減少すれば、日経平均株価は上昇しやすい状態になっています。飛島建設も株価急落時に大量の買いが入っており、テクニカル的にも相場が反転するタイミングと考えています。:外国人投資家が建設株を買戻しているという声も聞かれており、ギリシャのデフォルト懸念から、欧州の投資資金が売られている日本市場に流れています。10月まで日経平均が下落した場合、年末に向けて大きく株式市場が動くケースが多く、仕手相場に発展しやすいタイミングを待っている投資家には、ボロ株への絶好の仕込みのタイミングではないでしょう。
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