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ラサ島は国に賃貸され、現在はアメリカ軍の射撃演習場となっていることから |
シリア情勢の悪化によって短期的に売られた銘柄が多い中で、「ラサ工業」の株価が急騰したことから特定資金による買いが入ったと騒がれていましたが、短期急騰後も大きく売り抜ける動きが見られていません。ラサ工業の株価が急騰した時期はアメリカ軍がシリアに攻撃を仕掛けるとの観測がありましたが、同社が保有しているラサ島が国に賃貸されており、現在はアメリカ軍の射撃演習場となっていることから、シリア情勢の悪化を材料に投機筋が仕掛けたとも見られています。
シリア情勢がどのように発展するのか分かりませんし、その後は「放射性物質で汚染された土壌から汚染濃度が高い土砂分を分離・回収する装置を開発した」との報道が新たな刺激材料となり、投機筋や短期資金だけでなく、機関投資家やファンドなどもラサ工業を買っているようです。東京オリンピックの開催決定やカジノ特区、リニアモーターなど、海外から旅行者が増加することが予想され、大震災復興に伴う除染関連事業への需要増加が見込まれています。
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空売りによる売り崩しを狙った売り方の思惑は外れ、踏み上げられ損失が拡大 |
ラサ工業は過去に「般若の会」の加藤暠氏が本尊介入していたＫ氏銘柄とされているだけに、沖縄にカジノ建設という話題が出れば短期的に仕手株化するなど、仕手株というイメージが強い銘柄。2013年の1月頃は100円を下回っていたボロ株でしたが、シリア情勢のニュースによって株価は急騰し、除染関連のニュースが発表されてからは9月26日に281円の年初来高値を付けました。これまでのラサ工業なら年初来高値を付けてから利益確定の売り抜けが急増し、株価は急落するところですが、安値は積極的に拾う動きが見られています。
ラサ島がアメリカ軍の射撃演習場になっているので、海外のヘッジファンドなど、新規の投資資金が買っているのでしょうか。株価急騰を空売りによる売り崩しを狙った売り方の思惑は外れ、逆に空売りは踏み上げられ損失が拡大しています。時価総額は約１７０億円程度とサイズは小さく、浮動株は52.1%もあるので資金回転効率が良いことから、マネーゲームに発展しやすいラサ工業の積み上がった空売りを狙った買いが更に入ってきそうです。
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