 |
|
400円を割り込ませない思惑的な値動き |
400円から794円に急騰し、再び400円まで株価が急落している「日本カーバイド工業」ですが、これまで400円台を割り込んでいないことから積極的に拾う動きが見られています。般若の会が本尊介入を宣言している銘柄なので、本尊が売り抜けて振るい落としが終了している同社のリバウンドを狙っていた投資家が数多く存在します。
夏場の仕手相場が終われば海外のヘッジファンドは決算期を迎えるので、積極的にポジションは取らないことから仕手株が激しく動いてきます。日本カーバイド工業の大相場を狙う投資家は400円台で買い集めていますし、400円台を割り込んで来れば割安として、更に同社よ買い増してくるでしょう。大物仕手筋の本尊介入銘柄としては分かりやすい値動きをしており、参加者が増加するのを待ってから再始動しそうです。
|
信用倍率は1.49倍の買い長、信用売残・信用買残し信用需給改善 |
日本カーバイド工業の信用倍率は1.49倍の買い長、信用売残・信用買残が減少しながら信用需給が改善しているので、再び仕手株化しても信用規制が簡単には実施されないでしょう。般若の会も空売りを誘い入れながら、空売り買い戻しを株価急騰のエネルギーにしていくので、信用売残・信用買残が整理されている状況は再び仕掛けるチャンスです。
他の低位の仕手株が信用需給の悪化や委託保証金率の引上げ処置を受けていますから、ヘッジファンドのファンドマネジャーやディーラーが夏休みに入る時期に仕手株化してくる可能性に注意したい。加藤暠氏も「時々の鐘の音」のホームページを更新して、日本カーバイド工業についても継続的に手掛けていることを示唆していますから、般若の会だけでなく他の仕手筋や投機筋、短期資金も同社を狙ってくるのではないでしょうか。
|
|