イーブックイニシアティブジャパン(3658)IPO初値は1700円,公開価格760円の2.2倍!ロックアップ解除?
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東証マザーズにIPO(新規上場)したイーブックイニシアティブジャパン(3658)上場初日は最終気配値は公開価格760円の2.3倍に相当する1748円、売り注文24.2万株に対して買い注文は45.1万株の買い気配で取引を終了しました。イーブックイニシアティブジャパンのIPO初値は公開価格760円の2.2倍となる1700円で初値を付けました。イーブックイニシアティブジャパンは上場初日は売り注文の約2倍の買い注文がありましたが、IPO銘柄の上場2日目は売買規制で買い付けの資金が即日徴収されるルールになっていることから、IPO初日の買いのパワーが減少してしまい売り気配からのスタート、東証マザーズはKLab(3656)のIPOで大儲けした投資家が多く、KLab(3656)で儲かった投資資金がイーブックイニシアティブジャパンに流れていると考えられ、金曜日の買いの勢いは無くなっていましたが、ベンチャーキャピタル等の大株主を吸収したと考えれば、これからの買いは中長期で保有したい投資家が多く、簡単には売らないとなれば、IPO初値近辺を底値に株価調整を繰り返して上値追いの展開を予想しています。
KLabから始まったIPO相場もイーブックイニシアティブジャパンのIPOで一区切りが付きます。JASDAQにIPOするベルグアースまでは間が開きますので、イーブックイニシアティブジャパンに個人投資家や短期資金のリスクマネーが投入され、激しい値幅取りの展開に期待したい。イーブックイニシアティブジャパンとKLabの東証マザーズに上場した2社は証券関係者の評価も高い企業であり、IPO初値が公開価格の2倍を超えたということからも株価市場の投資資金がIPO銘柄に集まっていたことが分かります。イーブックイニシアティブジャパンのIPOによる市場からの吸収金額は2億円に満たない金額、ロックアップの条項のないベンチャーキャピタルを合わせても3億円程度ですから、ここからの株価の動きは要チェック!スマートフォンやタブレット端末、パソコン向けに電子書籍販売事業を展開しているイーブックイニシアティブジャパン、電子書籍事業も手掛けている廣済堂が業績の上方修正したこともあり、電子書籍事業の評価が更に高まりそうです。大株主はベンチャーキャピタルの名前がありますが、ロックアップなども含めて大量保有報告書による大株主の保有比率の変化にも注目したい。
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