SKUとは
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SKUとは、商品管理手法で在庫管理を行う場合の最小の分類単位、最小管理単位(Stock Keeping Unit))のことです。小売での商品の発注はSKU単位で行われ、売れ筋商品などの分析もSKU単位で実施され、欠品が生じないようにための最少在庫量・在庫維持単位として利用されています。SKU単位により、商品の販売戦略やマーケティング、在庫管理などを行う手法を「単品管理」と呼び、チェーン展開しているサプライチェーンでは効率的なサプライチェーンマネジメントには欠かせない要素になっています。
SKUとアイテムを混同されることがありますが、仮に「りんご」を販売する場合、アイテムは「りんご」の一種類です。この「りんご」を一個単位、一袋(5個)、5キロ、10キロという4種類で販売する時は「4SKU」と言います。
【「りんご」を販売する場合】
アイテム・・・りんご
りんご 1個
りんご 1袋(5個入り)
りんご 5キロ
りんご 10キロ
※上記のように、アイテムは「りんご」として登録され、4SKUとしてバーコードで商品管理されます。
QRプロジェクト(クイックレスポンス)プロジェクトが米国のアパレル業界で始まり、VICSを通じてUPSコード(衣料メーカー・小売業の共通商品バーコード)、EDI(電子データ交換)、POS(販売時点情報管理)の標準化を行い、アメリカだけでなく、世界展開を加速させました。日本も「繊維産業構造改善事業協会」内に「繊維産業情報ネットワーク化調査専門委員会」が設置され、後に「QR推進協議会」が設立されました。「JANコード」「QRコードセンター」「標準EDI」のコンセプトが日本のアパレル業界でも利用されるようになり、シリアルナンバーを割当られたSKUの商品情報データベースを利用し、マーケティングや在庫管理をコスト削減を実現しています。
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