日計り商いとは |
日計り商いとは、デイトレードと同じ意味で用いられ、翌日にポジションを持ち越すことなく、その日のうちにポジションを決済するトレード手法です。日計り商いは、スキャルピングという売買手法による超短期でキャピタルゲインの狙いますが、インターネット証券(オンライン)が普及して、個人投資家がデイトレードを行うデイトレーダーが増加する前は、証券会社の自己売買部門(ディーラー)や、仕手筋の投機筋などの投資グループがこの手の取引手法で利ザヤ稼いでいました。
個人のデイトレーダーも格安の証券手数料と信用取引、リアルタイムの板情報やチャートシステムを利用して日計り商いを繰り返していましたが、空売りの規制強化や機関投資家やヘッジファンドがアルゴリズム取引のシステムトレードを利用するようになり、フラッシュオーダーという高速の発注システムに対抗できずに、個人の日計り商いは儲けることが難しくなっており、勝率も下がっています。日計り商いは、複数のモニターを並べて買い注文・売り注文を出すだけではチャンスが掴めないので、高度な自動売買プログラムが必要になっています。
株式の現物取引は金融商品取引法上によって、差金決済ができないので、同一銘柄の買い付け約定代金が証券口座にある買い付け可能金額ほ超える取引はできません。別の企業の株式であれば、買い付け可能金額を超えなければ、複数の企業の取引が可能です。先物取引、オプション取引、FX(外国為替証拠金取引)、CFD、eワラントではレバレッジを効かせた差金取引が可能です。日計り商いの反対語は、翌日にポジションを持ち越すオーバーナイト取引です。
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