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ブラックロックが登場してから株価の上昇が続き、空売りを踏み上げ続けています |
世界最大の投資運用会社「ブラックロック」が買っていることが判明している「有沢製作所」、超強力なファンドの登場もあって、空売りを踏み上げながら理想的な株価の上昇が続続き、空売りを仕掛けて売り崩そうとしていた売り方は買い戻すしかない状況になっています。ゴールデンウィーク明けに起こった日経平均株価の急落に株価が同調しなかった銘柄の多くは特定のファンドが買い増ししていた銘柄で、有沢製作所も日経急落により投げられた玉を「ブラックロック・ジャパン」が拾い続けていました。直近は利益確定によって保有比率は少し下がっていますが、株価は既に2倍以上に上昇しているので、利益確定が出るのは当然でしょう。
ブラックロックが保有比率を引き上げた「東都水産」の株価が急騰したように、投機筋や短期資金、個人投資家もブラックロックの流れに付いていこうとしており、有沢製作所の保有比率を更に引き上げていけば上値追いの展開になりそうです。短期的には売りシグナルが出いますから空売りを仕掛けたくなりますが、売っても売っても踏み上げられていますし、空売りの損失が拡大して苦しくなっているのは誰の目にも明らかです。
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自己資本が362億円もあるなら、株価が倍近くになって割高ではないと思います |
有沢製作所の時価総額は約200億円と大きくなく、ブラックロックの資金力から考えれば同社を買収することも可能でしょう。もちろん純投資ですから、般若の会や村上ファンドのようなことはないでしょうしょうが、株価が急落するような事態になれば買い支えてくれる安心感があります。有沢製作所の総資産は505億円、自己資本362億円(自己資本比率71.7%)、利益剰余金219億円というキャッシュリッチ企業ですから、ブラックロックが同社を割安銘柄として買い続けてたのは当然でしょう。自己資本が362億円もあるなら、株価が倍近くになって割高ではないと思いますし、株価は上昇してもPBRが0.59倍ということは、資産価値が株価に織り込まれていない状態です。
2014年3月期は営業利益が黒字化しますし、配当も増配すると予想されているので、割安で放置されていたところを絶好のタイミングで買っています。決算期を通過すれば外資が再び日本株を買ってくる時期になりますし、有沢製作所から業績の上方修正や増配が発表されれば、株価は更に値上がりすると予想されていますから、外国人投資家が買い増しする前に買っておこうとする動きが活発になっています。空売りの踏み上げが続いていも信用倍率は1.96倍の買い長、高値更新が続き売り方は売り崩しを狙いますが、ブラックロックが買うバリュー株を売りくずことは簡単ではありません。
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