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東京オリンピックを遥かに超える巨大プロジェクト「リニア中央新幹線」 |
東京オリンピックまでに開通させるべきという声も出始めているリニア中央新幹線、ルートのほとんどがトンネル内を走ることになります。南アルプスの山岳地帯のトンネル工事には長い時間を要すると考えられているので、オリンピック特需で買われる建設株の中でもトンネル工事で豊富な実績のある「安藤ハザマ」が注目されています。東京オリンピック開催に伴うメインスタジアムや選手村の建設費とリニア中央新幹線の建設費を比較すれば圧倒的にリニアの方が多額の建設費がかかるので、安藤ハザマが工事を受注すれば大きな特需が見込まれます。
安藤ハザマを買って数年放置しておけば、気が付いた時には株価が数十倍になっている可能性も考えられます。国土が広く、人口が多い新興国ではリニアモーターカーのような高速で安全な交通手段への需要は高いでしょう。1964年の東京オリンピック時に新幹線が開通し、世界に日本の鉄道技術を売り込んだように、2020年の東京オリンピックではリニアモーターカーの技術を世界に売り込むチャンスになります。このリニア開通工事を安藤ハザマが成功させれば、実績のある同社に声がかかるのではないでしょうか。
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当たり屋筋とも呼ばれるJPモルガン・アセット・マネジメントが大株主に登場 |
火山が噴火しそうな状況にある安藤ハザマ、トンネル工事の受注や工事期間の前倒しなど具体的な決定が発表される前に買いたい銘柄です。そして、安藤ハザマを絶好のタイミングで買い集めたのが「JPモルガン・アセット・マネジメント」なんです。JPモルガンが大量保有報告書を提出する銘柄は値上がりする事が多く、当たり屋筋とも呼ばれており、安藤ハザマがリニア中央新幹線の工事を受注する可能性が高いと見ているのではないでしょうか。JPモルガンの保有比率は9.17%と大量に取得したことが分かっていますし、同ファンドは優良銘柄は積極的に買い増して行くので、更なる買い増しも期待できます。
割安で放置されていた低位建設株でしたが、株価上昇によって時価総額は約540億円まで拡大、東京オリンピック決定前が約350億円ですから、投資家もオリンピック特需を期待していることが分かります。総資産は2417億円、自己資本495億円(自己資本比率20.5%)、利益剰余金220億円ですから財務状況も問題はなく、割高感はありません。2014年3月期の売上予想は3550億円、営業利益70億円、経常利益54億円と発表されていますが、控えな数字という指摘が多く、決算発表では上方修正される可能性があります。また、年間配当も3円から5円に引き上げられると予想しています。リニア工事受注、増配前に仕込もうとする投資家が増えてきそうな銘柄です。
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