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株式の調達が難しくなり逆日歩が発生、株価に与えるインパクトも強くなっています |
株式の調達が難しくなっていることから逆日歩が発生しているのが、三代目茂蔵の名で大豆加工品を企画、販売している「篠崎屋」です。逆日歩が株価に与えるインパクトも強くなり、仕手筋等の投機筋も篠崎屋を空売りしている売り方が苦しくなっていることは分かっているので、株価を吊り上げて空売りを踏み上げ、ショートカバーや強制決済へと追い込めば提灯筋も呼び込みながら仕手相場に発展していかないか。篠崎屋の時価総額は約17億円と小さな企業で、浮動株比率は30.4%ですから、浮動株の時価総額は約5億円です。
これだけ小さな銘柄で逆日歩が発生して売り方が苦しい状況であれば、割高や割安という株価水準や適正株価などに関係なく、マネーゲームによる需要によって株価が動いてきます。篠崎屋はゴールデンウィーク時に仕手株化していますが、この時も空売りが売り崩せずにいたところを投機筋に狙われており、逆日歩が更に高額になってくれば投機筋に狙われる可能性が高くなります。
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株主優待狙いの個人投資家よりも長期保有してくれる機関投資家を求めています |
2013年1月に減資を行っていますが、総資産は20億円、自己資本12億円(自己資本比率60%)、有利子負債はゼロと財務体質は問題ありませんし、今期から200円の配当が実施されると予想されており、機関投資家やヘッジファンドなどの保有比率も増えてきそうです。配当開始に伴いギフトカードの株主優待は廃止されますが、大口投資家に株主になってもらうには株主優待よりも配当を実施した方が良いので、経営陣も株主優待狙いの個人投資家よりも長期保有してくれる機関投資家を求めているようです。
これから、機関投資家や投資ファンドから大量保有報告書が提出されれば篠崎屋の評価も一変してくると思いますし、時価総額20億円以下の超小型株なので、TPP関連として人気化すれば短期間で株価が数倍になるなんてこともありそうなタイプ。PBR1.49倍、配当利回り1.66%、有利子負債はゼロというお堅い経営をしている企業であれば、中長期保有には最適な企業ではないでしょうか。
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