|
|
消費税の引上げ延期と引き換えに原発再稼働? |
原発が再稼働されることになれば株価が急騰することから安値を積極的に拾われている「東京電力」、売買代金も常に上位にランクインしています。全員参加型の相場に発展する可能性が高く、他の銘柄を利益確定して東京電力に乗り換えてきており、原発再稼働前に動き出してきそうな勢いです。
参院選では自民党が圧勝したので、参院のねじれ国会が解消されていますから、原発推進派の安倍晋三総理は原発を年内に再稼働させようとしてくるでしよう。自民党は消費税の引上げを延期させる可能性も示唆しているので、国民に対しては消費税を延期させることを材料に原発再稼働を納得させることも考えられます。参院選後から東京電力を買う個人投資家が急増していますから、仕手筋や投機筋、短期資金なども東電に参戦してくるでしょう。
|
ガンホーオンラインなどを利益確定した投資資金も流入しています |
参院選の期間中は自民党が多数の議席を獲得するという予想から東京電力など、自民党の政策関連銘柄が買われていましたが、選挙後は利益確定の売りに押されています。800円台に乗せられず600円割れまで売られましたが、600円割れを安値と見ている外国人投資家やヘッジファンドが積極的に拾っていますから、再び600円近辺まで株価が下落してくればナンピンが増加してくるでしょう。
ゴールデンウィーク後から株価が急落した銘柄が多く、個人投資家に人気の高いガンホーオンラインやソーシャルゲーム、バイオベンチャー株が下落基調になっているので、短期で株価が数倍になる可能性がある東京電力に更に投資資金が集まってきそうです。
自民党は原発を再稼働させたくて仕方がないようです
東京電力の信用倍率は2.67倍の買い長と改善傾向にあり、株価上昇に伴い空売りが増加してくれば踏み上げ相場に発展するでしょう。東京電力には信用買いが大量に入っていますから、売り方も原発再稼働に関するマイナス材料が出てくれば空売りを仕掛けて売り崩してくるでしょうが、買い方の買い意欲は相当強く簡単に相場が崩れることはないでしょう。
甘利明経済再生担当相は「安全上の手続きはできるだけ早く進めたほうがよい」と発言しているように、自民党は原発を再稼働させたくて仕方がないようです。テクニカルや業績など関係なく、東京電力を買っておけば気づいた時には株価が何倍にもなっているタイプの銘柄ですから、再稼働が正式に決定する前に仕込む投資家が増えています。
|
|