ＫＬａｂのIPO初値は公開価格の2.33倍となる3970円!ブレインパッドに続き株価急騰

企業名	ＫＬａｂ
信用倍率	-
浮動株比率	-
信用買残	-
信用売残	-

※RSIとvolatilityに関しては、直近の３ヶ月日足で算出しています。

本日、東証マザーズに新規上場した「ＫＬａｂ」は予想通りのカイ気配でスタート。寄り付き段階で、公開価格と同値の１７００円に差し引き５６万株の買い注文を集め、ＫＬａｂの公開価格の２．３３倍となる３９７０円の初値を形成しました。２２日に新規上場しているブレインパッドに続いて、IPO銘柄が公開価格の２倍以上となる人気ぶりです。グリーやディー・エヌ・エーなどのソーシャルゲーム事業を展開している企業の成長性からも、「ＫＬａｂ」の人気化は当然であり、初値を形成した段階でのＰＥＲは推定で３０倍台ですから、ＫＬａｂの業績の伸びから考えても割高ではないと考えています。個人投資家に人気の高い、ソーシャルゲーム事業を展開しているだけに、個人投資家の腰の入った買いも当然ですが期待してしまいます。後場では、買い注文が１００万株を突破しており、個人投資家の多くが、保有株を利益確定したり、損切りするなどして、ＫＬａｂに買い注文を入れたと思われます。上場して３日目となる「ブレインパッド」がストップ安していることから、個人投資家の投資資金がＫＬａｂに流れる展開が続きそうです。次のIPOは、10月20日にJASDAQに上場する「シンバイオ製薬」まで、期間がありますから、ＫＬａｂ人気が続きそうです。

ＫＬａｂの掲示板の書き込みは、ヤフーファイナンスや２ちゃんねるでも、買い煽りや売り煽りが活発に議論されています。公開価格から２倍となり、利益確定の売りに対する警戒感もありますが、株価の上昇理由は証券アナリストや投資顧問関係者が後付で、勝手に解釈しますので、ここからは需給面でのマネーゲーム化の可能性があるのではないでしょうか。東証マザーズのIPOは激しい値動きが続き、仕手株化してしまうパターンが過去に何度もあり、東証マザーズを得意としている多くの投資家が、ＫＬａｂでの値幅取りに参戦してくることが予想されます。嵌め込みや振るい落しなど、弱気筋に売らせて、大口の投資家は口を開けて、待っているでしょうから、短期的な値動きに惑わされずに、ＫＬａｂの将来性を信じて投資をすることが大切でしょう。これから、株価材料なども発表されるでしょうし、個人投資家が中心の年末仕手相場でもＫＬａｂが人気化すると予想しています。株式市場が低迷している状況でIPOした「ＫＬａｂ」、ソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）関連銘柄として、年末から機関投資家などの買いが入るタイミングですから、２０１１年後半の東証マザーズ市場は「ＫＬａｂ」が牽引役となり、東証マザーズ指数の回復にも貢献してくれると思います。

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