雑費とは |
雑費とは、主要な業務に必要不可欠な費用以外の雑多な費用のことです。企業会計上は、損益計算書の勘定科目仕訳では、「販売費及び一般管理費」に仕訳されますが、特定の独立した勘定科目を設けるほどの重要性のない出費を処理する勘定科目です。継続して支払いが必要な経費ではなく、頻度が少い・臨時的・突発的に支払いが必要な費用であり、取引金額も少額、他の勘定科目に該当しない場合に雑費として会計処理します。
雑費は以下のような臨時に発生する費用を雑費として処理しますが、雑費の定義は会社によって違います。雑費は、決算書(財務諸表)において明確な用途が示されていない経費ですから、雑費で会計処理される金額が大きくなる場合は、勘定科目ほ新規に設定して処理します。税務署や国税庁でも、雑費での会計処理について、税理士や会計士、監査法人に対して勘定科目を細かく設定して処理するように指導しています。
【主な雑費】
花代 |
正月用飾り代 |
粗大ごみ |
クリーニング |
信用調査費 |
引越費用 |
清掃代 |
工事・修理 |
雑費には、損金に算入(損金算入)できないものや、課税仕入とならず、仕入税額控除にならないものも雑費に仕訳されるので、雑費の仕訳には注意が必要です。雑費は消費税上は課税取引になります。
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