ステークホルダーとは |
ステークホルダーとは、行政や企業に対して利害関係のある人物や企業、直接・間接的に行政や企業の行動や利害に影響力を持つものです。ステークホルダーは、株主や債権者、取引先、従業員などを利害関係者の範囲としているが、ステークホルダーの範囲は正確には規定されていません。企業にとっては、ステークホルダーとの関係が非常に重要であり、主要な取引先、取引銀行、仕入先、従業員、労働組合などとの関係を築き上げることにより安定した経営、成長をすることができます。様々な業種でステークホルダーが存在しており、ステークホルダーの範囲も広がっています。
ステークホルダーは、英語で「stakeholder」となりますが、元来はギャンブルの掛け金を保管する役割の人を指す言葉でした。競馬などの賭け事では、馬主がお金(ステークスマネー)を出し合って賞金を集め、優勝者に賞金を渡します。レースが終了するまで賭け金を保管するのがステークホルダーという言葉の始まりです。その後、ステークホルダーの概念は、ステークホルダーの支援がなければ存続できない組織として定義され、ビジネス用語としても使用されるようになりました。IPO(新規上場)する企業の目論見書には、ステークホルダーが記載されており、投資家が企業の利害関係者との関係やリスクを知ることができます。
【ステークホルダーの種類】
○取引先 ○メインバンク ○債権者 ○ベンチャーキャピタル ○株主 ○顧客 ○従業員 ○地域住民 ○研究機関 ○税務署 ○行政機関 ○環境団体 ○NPO ○大学
ステークホルダーとの意見交換や協議は、「ステークホルダーエンゲージメント」や「ステークホルダーダイアログ」といった形態により行われます。
|
|
|
|