丸和運輸機関(9090)
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2014年4月8日に東証2部にIPOするのは「丸和運輸機関」です。同日にトレックス・セミコンダクターがJASDAQに上場するので、公募割れが無ければ良しという声が聞かれます。
昭和48年創業の運輸業者、サードパーティ・ロジスティクス(3PL)事業(低温食品物流、医薬・医療物流、常温物流)、倉庫事業・保管庫の賃貸および管理事業を展開していますが、個人投資家には馴染みがないので、人気になることは難しそう。3月28日のエスクロー・エージェント・ジャパンから間隔が開いているので公募価格を下回ることはないと思いますが、同日のトレックス・セミコンダクターに投資資金が流れると予想。
2015年3月期の連結予想EPSは448.89円、想定価格3140円から計算される予想PERは約7倍と割安設定、吸収金額は約28.9億円(想定価格ベースOA分含む)とサイズも大きくはない。大株主にベンチャーキャピタルの名前は無く、創業者や取締役、取引先が大株主なのでIPO直後から売ってくる可能性は低い。ロックアップに関しては、取締役やWASAMI、トーヨーカネツソリューションズ(合計約86%)90日間、1.5倍解除のロックアップが設定されています。
未行使のストックオプションは少なく、行使価格2163円で62800株、行使期間は今年の11月以降になっているので、売り圧力にはならない。ネット関連やバイオ株のような初値高騰は期待できませんが、公募価格は上回ってくると予想されています。
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