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孫正義が本気で楽天を潰しにかかっているとも言われていますが・・・ |
ヤフー取締役会長の孫正義は「Yahoo!ショッピング」、「ヤフオク!」のストア出店料と売上ロイヤリティ、出品手数料などを無料化すると発表しました。この発表後にYahoo!ショッピングヤフオクへの出店希望数が急増しており、国内ネット通販最大手の「楽天」が運営する楽天市場から出店者がヤフーに流れてくることが予想されます。「Yahoo!ショッピング」の出店料等の無料化によって手数料モデルのビジネスから広告収入モデルに大きくビジネスモデルを変更し、出店者の経済的な負担を無くすことで楽天よりも商品価格を安くすることが可能になり、ヤフー内での価格競争を促して利用者の増大を図ろうとしています。
楽天市場が出店数は約4万、商品数約1億5000万点、Yahoo!ショッピングの出店数約2万、商品数約8000万点ですから、楽天の方が規模は大きいのですが、1年後にはヤフーが逆転している可能性があります。孫正義が本気で楽天を潰しにかかっているとも言われて、楽天は手数料などを値下げしたり、無料化することで対応できると思いますが、中小のネットショップへの影響は計り知れません。楽天は料金体系変更の予定は無いようですが、利益が大きく、楽天に支払う手数料が多い店舗が顧客を引き連れてヤフーに移れば苦しくなってきます。利益が出ている店舗は数割のようですし、ヤフーが検索で楽天市場の順位を下げてくればどうなってしまうのか。
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外資が43.3%、三木谷浩史、晴子、クリムゾングループで40%以上保有しています |
楽天の株価は1500円台から1000円台と3分の1程度急落しましたが、その後は短期でリバウンドしています。今回のニュースを否定的に考えている投資家は投げ売りしましたが、それほど影響はないと考える投資家は安値を拾った格好です。外国人投資家の保有比率が43.3%と高く、創業者の三木谷浩史、三木谷晴子、合同会社クリムゾングループで40%以上保有しているので、大口投資家が売ってこない限りは急落は避けられるでしょう。浮動株も3.1%しかなく、楽天にとってマイナス材料が出ていることを利用して、仕手筋や投機筋などに売り込まれて急落させられる心配は少ないので、個人投資家などの狼狽売りが終われば値動きは大人しくなるでしょう。
楽天のビジネスモデルとは正反対のビジネスをヤフーが展開しますから、その影響が楽天の業績をどれだけ悪化させるのかが注目です。業績予想が下方修正されれば売れるでしょうし、決算発表の内容が悪ければ当然のように売られます。日本一のアクセスを誇るヤフーですし、孫正義は楽天等のネットショップを潰そうと次から次へと新たな戦略を駆使してくるでしょう。直近では2013年12月期は増配が予想されていますが、ただでさえ配当利回りが0.24%と低い楽天が増配しなければ海外のヘッジファンドに売り込まれる可能性も考えられます。
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