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エフィッシモキャピタルが日産車体の株式を32%以上も買い占めています! |
村上ファンドの残党が運営すると言われる「エフィッシモキャピタルマネージメント」が大株主になっているのが「日産車体」です。大量保有報告書の変更届は提出されていないので、保有株は市場内外で売却されておらず、村上ファンド関連のレノがMCJ大規模買い付けに関する「意向表明書」を送付したことから、日産車体に対しても何らかのアクションがあるのではと期待されています。エフィッシモキャピタルの保有比率は32.07%まで引き上げられていますから、日産自動車や経営陣、社員も村上ファンドが何をしてくるのか不安もあるでしょう。
日産車体の株価は下値を切り上げながら年初来高値の更新が続き、安値で仕込んでいるエフィッシモキャピタルは大きな利益が出ているので、純投資であれば利益確定して欲しいでしょうが、32%も株式を保有には何か意図があるでしょう。村上ファンド関連のレノがアコーディア・ゴルフやMCJに全盛期のような派手なアクションを起こしていますから、暫くの間は開店休業状態だったエフィッシモキャピタルも本格的に始動してくるのか。
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株価上昇によって含み益が拡大し、村上世彰も大儲けでウハウハでしょう |
株価上昇が続く日産車体の時価総額は約2700億円にまで拡大、エフィッシモキャピタルが仕込み始めた時期から考えれば割安感は無くなっていますが、日産車体の時価総額がアベノミクス効果などもあり倍以上に膨れ上がっているので、村上世彰氏もウハウハではないでしょうか。日産車体の総資産は2311億円、自己資本1480億円(自己資本比率64.0%)、利益剰余金1400億円、有利子負債はゼロという超良好な財務体質ですから、村上ファンドでなくてもポートフォリオに入れたい優良銘柄です。特定株が86.1%、外国人投資家の保有比率が36.0%もありますし、浮動株は5.3%しかない銘柄ですから、エフィッシモキャピタルも更なる買い増しを行うことは難しい状況なのでしょう。
安値になれば直ぐに買われてしまうので株価の上昇が続き、空売りを仕掛けている売り方はショートカバーやロスカット、強制決済が続いています。2014年3月期の業績予想から考えれば割安感は無くなっているので、空売りを仕掛けられるのは当然ですが、浮動株の少なさから逆日歩が発生しやすく信用規制も実施されやすいタイプです。安易に空売りを仕掛けたタイミングで村上ファンドが株主提案などを行えば、即刻強制決済ということもありますので、買いも売りも難しそうです。
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