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総資産は354億円、自己資本326億円と自己資本比率が92%の割安放置銘柄 |
2013年8月に1株を100株にする株式分割を実施している「ACCESS」ですが、株式分割の効果は一瞬で終わり、再び狭いレンジ相場になっています。携帯向けのソフト開発がメインの企業で、国内のブラウザソフトのシェアは独占的な状態ですから、機関投資家などプロの投資家からの評価が高い企業です。東証マザーズに上場している企業ですが割高ではなく、時価総額260億円に対して、総資産は354億円、自己資本326億円と自己資本比率が92%もある珍しい?企業です。利益剰余金はマイナス40億円ですが、有利子負債はゼロですから財務状況は問題ないでしょう。筆頭株主は携帯業界トップのNTTドコモですし、ガンホー・オンライン・エンターテイメントなどの株主としても登場しているサン・クロレラも大株主になっています。外国人投資家の保有比率も20%を超えいますから、売りが枯れて安値で放置されているACCESSを買い増している投資家も増えています。
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長者番付で全国1位になり有名になった清原達郎氏で有名になったタワー投資顧問も保有比率を引き上げ! |
有名なファンドでは「タワー投資顧問」がACCESSを買い増しており、7.63%から9.83%に保有比率を引き上げています。タワー投資顧問もPBRが1倍以下の割安株ですし、アメリカのアップルからも10億円超のライセンス収入がある企業が割安放置なら買い増すしかないでしょう。タワー投資顧問と言えば、2004年の長者番付で全国1位になった清原達郎氏が運営する「清原ファンド」が有名です。
一時は運用資産が3000億円を超えるほどの大型ファンドまで成長した清原ファンドも運用資産200億円強(3分の1が清原氏の個人資産)にまで縮小して、危機的状況にあるとの報道(2010年)もありました。清原氏が積極的に投資をしていたのが不動産投信のJ−REITと言われていたので、2011年の東日本大震災の発生などによって、更に苦しい状況になったのかも知れません。
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