協賛金とは |
協賛金とは、主に企業がスポーツイベントや音楽、美術展、お祭り、各種イベント、フォーラム、事業、NPO活動などに協力してお金を出すことです。個人でも、サークルのイベントや地域の小規模なイベント、お祭りなどに協賛金を出すこともあります。また、インターネットのホームページ上で協賛金の募集を行うことも増えています。多くの人が参加するイベントに協賛することで、企業のイメージアップや広告宣伝としての意味もあり、人気のイベントの協賛企業一覧には有名企業が名を列ねています。
協賛金の支払い時は仮払い金となりますが、イベントが終了後は収支報告書に従って会計処理されます。協賛金を出した企業は、ポスターやパンフレット、チラシなどに企業名が掲載されるので広告宣伝費となり、課税仕入となります。課税取引ですから、消費税を納めていれば「仕入れ税控除」の対象となります。協賛金を支払ってもポスターやパンフレットなどに企業名などが掲載されず、広告宣伝されていない場合は寄付金となり、課税仕入にはなりません。
寄付金は例外を除いては経費とみなされ、寄付した全額を損金扱いすることが認められず、法人税法で定められている「損金算入限度額」を超える金額は「損金」としては認められません。勘定科目も寄付金に仕訳、計上されます。また、相手の関係性においては「交際費」にもなります。税務処理に関しては、公認会計士、税理士、監査法人の意見に従い、国税・税務署の指摘(租税公課)があれば訂正します。広義な意味では、アローワンス・リベート的な意味でも使われます。
【協賛金の会計処理】
|
損金としての会計処理 |
消費税 |
広告宣伝費 |
全額損金算入 |
消費税の課税対象 |
寄付金 |
限度額まで損金算入 |
消費税の不課税対象 |
|
|
|
|