大納会とは


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 大納会とは

大納会とは、東京証券取引所などの証券取引所で年内の最終取引日に開催される催事です。大納会には、その年に話題になったスポーツ選手や文化人、宇宙飛行士などをゲストに呼び、立会終了の鐘を鳴らすことが恒例になっています。東京証券取引所では、コンピューター化される以前、立会場に数千人の証券マンがすし詰め状態で注文を受けていた頃から、三本締めを大納会に行う風習があります。また、大納会の参加者には、手打ち生蕎麦や卓上カレンダー、ボールペンなどの記念品が配られます。東京証券取引所の大納会は前場のみの取引(半休日)でしたが、2009年の大納会(2010年の大発会)からは、通常の営業日同様に後場も取引が行われようになりました。



大納会には株価が上昇するケース(ご祝儀相場)が多く見られますが、相場の格言には「掉尾の一振(とうびのいっしん)」という格言があります。「掉尾(とうび)」とは、「尾をふる」という意味で、物事が終わりになって勢いを増すという意味があります、大納会の4〜6営業日前までは、税金対策の売りが出やすく、機関投資家や投資ファンドのディーラーがクリスマス・年末休暇に入っていることもあり、大口の買い手が存在しないことから、税金対策の売り・年末年始のリスク回避の手仕舞い売りが優勢になります。現在は、損失の繰越ができますが以前は、利益も損失も繰越ができませんでした。投資家は、大納会までに損失・利益の確定を行うことが多く、大納会・大発会は株価が上昇しやすいのです。

※12月26日からは、受け渡しが翌年の1月4日になりることから、年内の最終売買日は12月25日となります。





【大納会のゲスト】

2012年 - 吉田沙保里
2011年 - 佐々木則夫、安藤梢
2010年 - 川口淳一郎
2009年 - 石川遼
2008年 - 鈴木孝幸、小椋久美子、潮田玲子
2007年 - 茂木健一郎
2006年 - 井口資仁
2005年 - 為末大
2004年 - 野村忠宏
2003年 - 毛利衛
2002年 - 長嶋茂雄





【大納会までの日経平均株価の動き】

2011年12月20日 8336 2011年12月30日 8455
2010年12月20日 10216 2010年12月30日 10228
2009年12月21日 10183 2009年12月30日 10546
2008年12月19日 8589 2008年12月30日 8860
2007年12月19日 15031 2007年12月28日 15308
2006年12月20日 17011 2006年12月29日 17226
2005年12月20日 15641 2005年12月30日 16111
2004年12月20日 11103 2004年12月30日 11489
2003年12月19日 10285 2003年12月30日 10677
2002年12月20日 8407 2002年12月30日 8579
2001年12月20日 10435 2001年12月28日 10543
2000年12月21日 13423 2000年12月29日 13786

12月20日ぐらいまでに、機関投資家やヘッジファンドによる売りは終わることから、20日から大納会までの日経平均株価の動きを調べてみると、毎年上昇しています。20日頃から大納会までの上昇率は非常に高く、アノマリー投資に向いていると思います。









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