無形固定資産とは |
無形固定資産とは、実際には存在していないが価値があり、企業が利益を得るのに必要な資産であり、長期間にわたり利用・保有されるものです。主な無形固定資産としては、特許権や商標権、実用新案権、債地権、地上権、漁業権、鉱業権,電話加入権,借地権、水道施設利用権、専用回線利用権などの法律上の権利・契約上の権利、営業権(のれん代)があります。平成12年4月の税制改正(固定資産税)によって、ソフトウェアを購入・制作した場合は、無形固定資産の「ソフトウェア」勘定科目に仕訳け・会計処理(資産の部に計上)され減価償却を行ないます。
【無形固定資産の区分】
1 |
特許権 |
2 |
借地権(地上権を含む。) |
3 |
商標権 |
4 |
実用新案権 |
5 |
意匠権 |
6 |
鉱業権 |
7 |
漁業権(入漁権を含む。) |
8 |
ソフトウエア |
9 |
のれん |
10 |
その他の無形資産であって、無形固定資産に属する資産とすべきもの |
※会社計算規則106条第3項
【無形固定資産の法定耐用年数】
種類・用途 |
償却期間 |
特許権 |
8年 |
商標権 |
10年 |
意匠権 |
7年 |
実用新案権 |
5年 |
漁業権 |
10年 |
営業権 |
5年 |
水道施設利用権 |
15年 |
工業用水道施設利用権 |
15年 |
電気ガス供給施設利用権 |
15年 |
水利権 |
20年 |
育成品種 種苗法に規定する品種 |
10年 |
熱供給施設利用権 |
15年 |
電気通信施設利用権 |
20年 |
専用側線利用権 |
20年 |
鉄道軌道連絡通行施設利用権 |
30年 |
ダム使用権 |
55年 |
【ソフトウェアの法定耐用年数】
使用目的 |
償却期間 |
販売用 「原本を複写して販売」 |
3年 |
自社で利用 |
5年 |
研究開発に利用 |
3年 |
※償却方法は定額法
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