香港メインボードとは
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アジア金融市場の中心的な存在となっている香港市場、1997年にイギリスから中国に返還されましたが、香港市場は返還前からアジアを代表する金融市場として各国の銀行や証券会社などが香港に営業拠点を置いています。中国本土市場と違い、外国人投資家が自由に取引することができ、中国だけでなく海外で事業展開している企業が上場しています。メインボードは香港市場の中心的な存在で1300社以上がメインボードに上場しており、ベンチャー企業等の新興企業が上場しているGEM(Growth Enterprise Market)と比較すると10倍近い数になります。
メインボードは東京証券取引所の東証1部のような存在でGEMは東証マザーズと考えると覚えやすいでしょう。香港株には、H株とレッドチップという分類があり、中国本土に会社が登記され中国本土に営業本拠のある企業をH株、中国資本が30%以上で企業の登記地が中国本土以外(ケイマン諸島等のタックス・ヘイヴンに登記)にある企業をレッドチップと呼びます。メインボードの取引通貨は香港ドルです。香港聯合交易所と香港期貨交易所、香港中央結算有限公司が合併して2000年3月6日に設立され、夏佳理を会長に運営が開始されました。現在の会長は周松崗、最高経営責任者(CEO)は李小加です。
【香港メインボード市場・GEMの概要・特徴】
メインボード |
約1300社 |
時価総額の大きな企業が上場、中国・香港企業 |
GEM |
約170社 |
ベンチャー企業等の新興企業が上場 |
H株 |
中国本土に会社が登記され中国本土に営業本拠のある企業 |
レッドチップ |
中国資本が30%以上で企業の登記地が中国本土以外にある企業 |
【香港メインボードの取引時間(ザラ場)】
プレオープニング・セッション |
10:00〜10:30 |
前場 |
10:30〜13:00 |
後場 |
14:30〜17:00 |
クロージング・オークションセッション |
17:00〜17:10 |
※終値の決定はクロージング・オークションセッション方式で決定されます
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