デカップリングとは |
デカップリングとは、「あるものが分離する」、「離れ離れになる」という分離・非連動することを意味し、2つのものが連動しなくなり、非連動(デカップリング)となる場合に用いられます。リーマンショック後から「デカップリング」という言葉を経済学者や金融関係者が頻繁に使うようになり、サブプライムローン問題により世界経済の牽引役であったアメリカ経済が減速するなか、中国などのアジア新興国の経済成長は減速することなく成長を続けていました。これまで、アメリカを中心にして世界経済は成長を続けていましたが、減速するアメリカ経済と分離して、他の新興国の成長が今後も続いていきます。
デカップリング理論では、アメリカ経済の成長が減速しても、BRICsと呼ばれる新興国が高い経済成長を続け、世界経済における重要性が増していることにより、世界経済は成長を続けて行きます。日本はアメリカ経済の影響を強く受けていましたが、新興国はアメリカ経済の影響を受けることなく成長を続けています。アメリカ経済に変わり、新興国が世界経済の牽引していくことになると多くの経済学者は予想しています。デカップリング理論は、環境や農業政策、NMR、回路、パソコン等の工業分野でも使われる理論です。
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