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【真空地帯】IPO株特有のマネーゲームに発展!5460円を抜けてくれば簡単に株価が数倍に急騰するタイプか? |
12月11日にIPOしたばかりの「スノーピーク」に再び投資資金が集まっています。売買ボリュームは12月16日以来の高水準となっており、12月11日の場中に付けた上場来最高値5460円の更新が射程圏内に入ってきました。上場してばかりのIPO株は大株主からの売りやストックオプションの行使があるので、株価が上昇しても大量の売りを浴びせられて株価が下落することが頻繁にあります。スノーピークもロックアップが解除された大株主からの売りが出ましたが、IPOから1ヵ月が経過しようとしているので既存株主からの売り圧力も少なくなっています。空売りができない信用銘柄が上場来高値を更新してくれば、シコリ玉に頭を押さえられることも無く、空売りで売り崩されることもありません。
5460円の最高値を超えてくれば、完全なる真空地帯が待っているのです。スノーピークは直近のIPO銘柄の中では、キャンプや登山等のアウトドア用品やアパレルの製造・販売が中心なので注目度は決して高くありませんでした。しかし、冬山の遭難が相次ぎ、新潟県湯沢町のスキー場では行方不明になっていた東京の男女3人が遭難するというニュースがありました。遭難者が危険な状況から生還したことで、高性能のスキーウェアーが注目されているのではないでしょうか。IPO株は値動きが軽く、新規の株価材料や株式分割の発表により株価が爆騰する傾向にあります。短期資金や個人投資家のリスクマネーは値動きの軽さが重要なので、5460円を超えてくればスノーピークが仕手株化してくる可能性があります。
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