日本通信(9424)
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株式分割の効果によって「日本通信」が更に買われています。100分割前の株価水準なら3万円台なので売られるでしょうが、3万円台だった株価が分割により300円台になれば初心者の投資家は値動きの軽さに釣られます。
日本通信は過去に何回も仕手株化しているので、仕手筋の提灯筋となる短期資金や個人のリスクマネーも入りやすいタイプですが、冷静に日本通信の株価を分析すれば割高で買える株ではありません。24日に発表された2014年3月期利益予想は上方修正されましたが、連結営業利益は6億1800万円から7億円、連結当期利益は5億4000万円から7億7000万円に引き上げた程度でサプライズ感はありません。
自己資本が29億円、利益が7億円程度しかないにもかかわらず時価総額は430億円まで膨らんでいる状況はマネーゲームとしか言いようがない。値動きの良さに釣られて買う個人投資家が空売りができない日本通信を信用取引で高値掴みすると、仕手筋の売り抜けによる株価急落によって追証が発生します。今回は「イオンの格安スマホ販売」という報道により買われていますが、株価分析ができる投資家なら絶対買わない日本通信を高値掴みさせて、狼狽売り・ロスカットに追い込もうという動きにしか見えません。
PER50倍以上、PBR16倍という超割高株、浮動株が9.9%しかないので株価が激しく動いているだけで、株式分割を考慮すると昨年の株価は50円台、営業利益が8200万円上積みされた程度で株価が6倍以上になっています。委託保証金維持率の引き上げなどの信用規制は実施されていませんが、信用取引の利用が過熱して信用規制が実施されれば本尊は即効で逃げていくでしょう。
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