日本人は約束やルールを守る国民性ですが、外国人は時間や約束を守ってくれません。ホテルも実際の部屋数通りの宿泊予約だけを受け付けていては、大量のキャンセルが発生した場合に大きな損失が発生してしまう。ホテル側は、突然のキャンセル、富裕層の突然の来訪、グレードアップの要求、予約していない来客などに備え、実際の部屋数以上の予約を受け付けるのが普通です。オーバーブッキングは連邦規定などで許可されているし、世界的にも免責事項となっているので、ホテル側や仲介会社に対して訴訟を起こしても勝てる見込みはありません。過去の実績から算出されたデータに基づいて、オーバーブッキングすることは旅行の契約書(旅程保証)にも記載されていることです。
オーバーブッキングにより宿泊する部屋が確保できない場合は、当然ですがホテル側が別のホテルの確保してくれます。この際、ホテルのグレードがアップグレードされた場合でも追加料金が発生することはありません。別のホテルまでのタクシー料金等の交通費、本来宿泊するはずのホテルから観光の目的地までの交通費の差額分なども保証されるのが一般的です。ホテルによっては、レストランやカフェ、エステ等のクーポン券や現金をお客に渡すところもあります。基本的にオーバーブッキングになった方が得するケースが多く、「トランスファー」や「リロケー
ション」を期待している人たちも多くいます。
オーバーブックを回避するためには、天候不良などにより飛行機の到着が遅れた場合や、チェックインの時間に確実に間に合わない時はホテルにホテルの到着が遅れることを連絡しましょう。特に、18時を過ぎるとキャンセル待ちや、予約をしていない人に予約していた部屋を借りる権利が移ってしまう。チェックイン予定時刻から大幅に遅れるとキャンセルしたと見なされるので、泊まるホテルを自分で探さなくてはならない。旅行代理店経由であれば代理店が飛行機の遅延等に対応してくれるが、個人旅行では全て自分で対応しなくてはならない。 |