ホテル編  支払い

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クレジットカード決済の「プリオーソライゼーション」による支払い方法について説明して下さい





【解答】


クレジットカードが利用可能なカードか確認するために、宿泊料金の一泊程度の料金を仮チャージすること








【解説】

プリオーソライゼーション(pre-authorization)とは、お客のクレジットカードが利用可能なカードか確認するために、宿泊料金の一泊程度の料金を仮チャージします。犯罪が多い海外では、クレジットカードが不正に偽造されたものではないか?支払い能力が有るのかの確認が必要。ホテル側は設置されている通信端末から提出されたクレジットカードが不正なものでないかを確認。支払限度額をオーバーしていないか?、有効期限、暗証番号、偽造や盗難、紛失されたクレジットカードでないか照合されます。


クレジット会社でカード情報の照合が終了すると、プリオーソライゼーション・コー ドがホテル側に送られ、ホテルスタッフがプリオーソライゼーション・コー ドを確認します。高級ホテルや大型ホテルチェーンはプリオーソライゼーションがシステム化されていますが、地方都市の小さなホテルではクレジット会社に直接電話をして確認することもあります。プリオーソライゼーションが正常に終了すると、ホテル側は顧客のカードのコピーを取って保管します。


お客さんがチェックアウトする時に宿泊料金以外に支払いすることが無ければ、ホテル側から追加の支払い請求が発生しません。チェックイン時にチャージされたデポジット金は、チェックアウト時にが「リファンド(払い戻し)」されます。


プリオーソライゼーションはカード情報を確認する為のものでしたが、大手ホテルチェーンが一定の金額をチャージさせるようになってから、他のホテルもプリオーソライゼーションのチェックの際に一定金額の仮チャージが一般化されました。日本のホテルでデポジットや仮チャージがあるホテル・旅館は珍しいですが、日本人はホテルを汚したり、テレビや冷蔵庫、エアコン、ドライヤー等の備品や設備を壊したり、盗んだりする人は稀です。


外国人は日本人と比べてモラルか低く、常識の無い人が多いので、プリオーソライゼーションによる仮チャージが必要なのでしょう。プリオーソライゼーションが行われた月のクレジットカードの明細書を確認すると、仮チャージの支払いとリファンド分の払い戻しが記載されています。チェックインが月末の場合、チェックアウトのリファンドが翌月になるので、ホテル側に不正な請求だと勘違いして問い合わせしないように注意が必要。


たまに、仮チャージ分のリファンドが実行されていないケースもあるので、その場合にはホテル側にリファンドが実行されていないと連絡しましょう。クレジットカードの明細書は最低でも半年間は保管しておきましょう。











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