上場予定日 |
2014/10/22 (水) |
仮条件決定日 |
2014/10/01 (水) |
ブックビルディング期間 |
2014/10/03 (金) 〜 2014/10/09 (木) |
公募価格決定 |
2014/10/10 (金) |
購入申込期間 |
2014/10/15 (水) 〜 2014/10/20 (月) |
公開株数合計 |
590,000株 |
公募株数 |
590,000株 |
売出株数 |
0株 |
オーバーアロットメント |
50,000株 |
発行済株数 |
4,540,000株 |
売買単位 |
100株 |
想定価格 |
1,850円 |
仮条件価格 |
1,660-1,860円 |
主幹事証券 |
SBI証券 |
454,300株 |
77.00% |
2,044枚 |
幹事証券 |
野村證券 |
64,900株 |
11.00% |
58枚 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
29,500株 |
5.00% |
32枚 |
SMBC日興証券 |
17,700株 |
3.00% |
18枚 |
みずほ証券 |
17,700株 |
3.00% |
18枚 |
岩井コスモ証券 |
5,900株 |
1.00% |
6枚 |
シーエー・モバイル |
16.72% |
|
ジュノー・アンド・カンパニー |
13.15% |
|
セレス |
12.26% |
|
インキュベイトキャピタル5号投資事業有限責任組合 |
11.15% |
|
高橋 秀明 |
10.03% |
|
SBIビービー・モバイル投資事業有限責任組合 |
7.80% |
|
都木 聡 |
6.27% |
|
谷地 舘望 |
4.91% |
|
野口 淳 |
4.91% |
|
住友商事 |
4.46% |
|
1 急成長しているポイントサイトのIPO、リアルワールドは公募価格を78.06%上回る人気ぶり?
ポイントサイト「モッピー」など、スマートフォン向けのサービスを展開している「セレス」が10月22日(水)に東証マザーズへ上場します。ポイントサイト事業を展開している企業としては9月18日にリアルワールドが上場しており、公募価格を78.06%上回る初値を付けています。個人投資家に身近なサービスを展開しており、成長性の高いスマートフォン向けサービスということで人気になるでしょう。同日にオプティムが同じマザーズに上場しますが、市場吸収金額が約10億円と小さく、大株主にベンチャーキャピタルがいないので売り圧力が小さい銘柄なので、大きな影響は受けないでしょう。
逆に、個人投資家の投資資金がセレスとオプティムに集中するので、予想以上に買いを集めて初値が高騰する相乗効果が期待できます。主幹事証券はネット大手のSBI証券。今年はジャパンインベストメントアドバイザー(126.27%)、AMBITION(61.97%)の主幹事を務め、2件とも公募価格を上回る初値を付けています。勝率100%のSBI証券がIPOさせる企業なので、何か大きな事件などがない限りは公募割れの可能性は低いでしょう。
2 ロックアップ条件やストックオプションの状況から公募割れは考えにくい
2014年12月期の単独予想EPSは66.85円、想定価格1,850円から算出される予想PERは約27.7倍。マザーズに上場するIT系なら妥当な数字ではないでしょうか。SBI証券も野村證券と同様に公募価格を割安に設定している印象が強く、個人的には好感が持てます。直近の業績も好調なので、平均よりも割安に価格設定されていると言えるでしょう。市場吸収金額は約11.8億円(想定価格ベースOA分含む)の小型IPO、同日のオプティムの市場吸収金額も約10億円なので、マザーズに2社上場することに不安はない。公募売出の比率は全て公募となっており、投資家には高く評価されるでしょう。
ベンチャーキャピタルの保有比率は高く、インキュベイトキャピタル5号投資事業有限責任組合とSBIビービー・モバイル投資事業有限責任組合を合わせると18.95%になります。ベンチャーキャピタルには90日間のロックアップが設定されていますが、公募価格の1.5倍で解除されるので、株価が公募価格1860円の1.5倍となる2790円以上になればロックアップが解除されます。3000円を超えてくればベンチャーキャピタルが売ってくると思うので、注意したい。未行使のストックオプションは195000株、権利行使価格は180円になっていますが、権利行使できるのは2015年7月からなので売り圧力にはならない。
3 公募価格の2倍から2.5倍となる3724円〜4650円の間で初値を付けるか?
マザーズに上場する小型のIPOなら人気になると思いますが、乱立しているポイントサイトの中で利用者を増やし、売上げと利益を伸ばしていくことは簡単ではない。オンリーワンの技術などの強みが無いだけに利用者が減少して業績が悪化すれば、すぐに経営が苦しくなりそうなタイプです。会社が成長しているタイミングでIPOを行い、資金調達により事業を急速に拡大させなければならないので、上場後は多くの株価材料が出てくるのではないでしょうか。成長性には疑問符が付きますが、上場してからの経営戦略に注目したい企業です。初値は最低でも公募価格の1.5倍となる2790円以上になると予想。公募価格の2倍から2.5倍の間で初値を付けると予想しているので、初値は3720円〜4650円ぐらいではないでしょうか。
|
|
|